晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのび七不思議(2) 12/6 

2008-12-06 | 日記・エッセイ・コラム

2008.12.6(土)晴、曇り

 雪は降っていないが寒い朝を迎える。氷が張り、霜が降りている。幸い天気は良く朝日がまぶしいので、じょんのび谷の妖しげな光を観察してみる。
9:08 光らない
9:36 光らない
9:51 光り始める
10:00 曇り始める
10:34 光らない
光り始めるとすぐに曇ってきたので厳密には解らないのだが、かなり短い時間の反射のようだ。ここまでの七不思議は原因が究明されたが、解明されていない不思議もある。それはじょんのびの木から北東の部分、購入前はジャングルだったところに出る石のことである。北東の角近くに大きな杉か檜の切り株があり、その周辺には角の取れた砂岩が山積みになっているのだ。もともとこの土地には二軒の家があり、その後は茶畑となり、マルゼンさんが購入して原野となったそうである。畑であったならば、耕すたびに出てくる石を隅の方に捨てることはあり得ることだと思う。このあたりを掘ると最初は山土と黒い岩の破片が出てくる。これは堰堤の工事の際に土砂を入れたということだから納得がいく。その後肥えた土と例の円い石が出てくるのだ。Img_1679

北東の境界あたりを掘った跡


砂岩(多分そうだとおもうのだが)の摩耗した石は大きな川の下流や海岸にあるようなもので、この山奥に存在するにはちょっと不思議な感じである。
 じょんのび谷は我が家のところで大きく西にカーブしている。これも水の流れから言うと無理があり、真っ直ぐ府道の方へ流れるべきだ。村の古老に聞くとやはり以前は真っ直ぐ流れていたそうだ。いつごろのことか不明だが大水が出て、それで西に向かって付け替えられたということだ。そうなると真っ直ぐのところにそれらしい窪みがあっても良さそうだが、それらしきものはない。扇状地のようにザーと流れていたのだろうか。その時分の石が堆積したと考えても良いが、それにしても摩耗の度合いが激しい。Img_1677 Img_1678

 きれいなのでガーデニングに使っている。


地元の人に聞くとこのあたりは粘土質で、味噌岩といわれる脆い泥岩の地層があるそうだ。実際に掘っているとよく出てくる。しかし円い砂岩だけは不思議である。今後上林川やじょんのび谷の上流などの岩石を調べてみたい。私の想像は上林川の河原が隆起して、河岸段丘となったのではないかと思っている。
 大量に出来た大根をどうしようかと困っているところへ、村上さんが沢庵を作ればとアドバイスくれた。なるほど名案なのだが干す場所がない。そこで急遽物干しを作る。以前からマットやバスタオルなど大物を干す物干しが欲しかったのでついでに作ってしまう。その穴からも大量の例の円い石が出てきた。Img_1675 Img_1676


今日のじょん:昨晩、綾部温泉の帰り、じょんのび村500m手前に茶色の動物が車にはねられて死んでいた。ちょうどじょんぐらいの大きさで、ドキドキして家に帰る。幸いじょんは元気で留守番をしていた、もっとも出られるはずも無いのだが。
となると、ありゃ一体何なんだ。かみさんは尻尾が小さかったから犬だという、私は運転していたのでよく解らなかった。もし犬だったら、近所で茶色いのはチコかレージだ。彼らは芝犬であの物体より小さい。じょんを連れて見に行く。通る車のライトで確認したところ、大きな尻尾発見、こりゃあ狐だ。それにしても大きな狐で、良い襟巻きになりそうだ。怖かったのか帰りはじょんが引っ張ること。

コメント
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