2008.12.16(火)快晴
先日霧について差し出がましいことを言ったら、今日はじょんのび村でも10:15まで霧が上がらなかった。綾部、福知山の状況は解らないのだが、昼頃まで晴れていなかったら私の言は正しい。今日は昨日の続きの柚子始末をしたかったのだが、あまりに天気が良いのであっぱれ号にじょんを積んで上林探訪を行った。上林の府道沿いは何度も車で通るところだが、ひとつひとつの谷に入ると、奥が深い。村上さんは府道沿いを表上林、谷沿いを裏上林と呼んでいる。これは意を得て妙なのだが、ブログなどで公表するのは少し気を使うところがある。限界集落を水源の里と言うがごとしだ。何日か呼び方に苦労したのだが、府道沿いをThe Kanbayashi、谷沿いをMy Knbayashiとひとまず呼んでみたい。
浅原(あずら)は真野から葛禮本神社(くずれもとじんじゃ)方面に入って行く。My Kanbayashiの良いところは府道から入った途端に景色の様相ががらりと変わるところだ。The Kanbayashiのガザガサした感じから、ぐっと落ち着いた感じがする。My Kanbayashiの道はいづれも狭い、かつて乗用車で入ってUターンもままならずなり、以後軽トラで行くことにしている。葛禮本神社は由緒のありそうな神社で、じっくり訪問したいのだが今日は犬の飼育場を見に行きたいのでまたの機会にする。谷沿いの道を上がって行くと、段々山が迫ってくる。小さな橋を渡るとワンワンと鳴き声が聞こえてくる。犬の世話をしておられる夫婦に色々とお話を聞く。このあたり、イノシシは少ないが鹿が多く、熊も出てきたことがあるそうだ。陽が山の影に落ちればぐっと冷えてきた。
窓越しに数十匹のわんこが、、、、
続いて口上林の佃町に向かう。ビッグツリーファームでじょんに牛を見せてやる。 あまり興味無さそうだ。
上林川を渡って少し行くと、ハナの家がある。藁葺きの家と聞いていたのですぐにわかる。玄関のところでハナが留守番をしている。庭に大きな松の木があり、おしゃれな宅だ。
ハナはよい子でお留守番、じょんも少し慣れたようだ。
佃のこのあたりは高台になっており、四方が開けている。そのため日当たりは最高だが、このようなところに民家があるのは珍しい。上林に限らず、古民家はたいがい日当たりの悪い谷間に建っており、広々として日当たりの良いところは田んぼになっている。これは至極当然のことで、作物の生育を重視した配置であろう。家のあるところは日当たりは良くないが、水が容易に得られ、河川の水害や台風などの風の害も少ないところに建っているようだ。
というわけで、高台の日当たりの良い場所にある民家はちょっと奇異な感じさえする。しかし、現在の居住空間としては最高だ。実はお客さまに、空き家があるでと聞いていたので見学に来たわけだ。
家の中は見られなかったけど、大きな家と庭で、畑も周りにあり、良い環境だと思う。正面の三角の山はじょんのび村から見える山のようだ。
今日のじょん:今日のじょんは軽トラでMy Kanbayashiめぐりをする。以前”じょんたん軽に乗る”で軽トラに飛び乗ったお話をしたが、長い間乗らなかったので、また飛び乗れなくなった。前足をかけてよっこらじょんとおしりを持ち上げてやらねばならず、常に練習させとかなあかんなあと反省する。