2012.6.4(木)晴れ
新発見ではないのだけど、改めて感心する甲虫がおるのです。それはじょんのうんPを取り忘れて2,3日後に片付けにいくと怖ろしいほどたかっておりおぞましい光景となっている。ところがよく観察すると糞が分解して乾いたおが屑のようになっている。もちろん臭いは完全に無くなっている。このまま置いていたら1,2日で完全に姿を消してしまうだろう。
うじゃうじゃいたのだがすぐに土にもぐってしまう。
うんPは八割方分解している。
これは優れた自然のクリーニングだ。一体糞をどのように分解しているのだろう。 調べるとこういう類の虫は糞虫といわれ8科30属145種もいるそうで(塚本珪一氏)我が庭にいるのがどういう種なのか特定出来そうに無い。塚本氏は京都の岳人でお名前は聞いていたが、この分野の研究者とは知らなかった。「日本糞虫記」なる著書もあるそうで機会があれば読んでみたい。 そういえばファーブル昆虫記のフンコロガシも糞虫だなあ。
糞を食べるものや土中に運び込むものもあり、いずれにしても糞を分解して浄化し、肥料になったり土壌改良になったりで大変有用な虫だそうだ。糞尿の処理に困った牧場が飼育導入したりしているそうだ。こういう甲虫がドッグラン予定地にいるということは実は喜ばしいことなんだ。
さて次は花のことだが、ジャガイモの花を取りあげよう。今季はジャガイモの栽培に力を入れ、ニシユタカ、キタアカリ、シンシア、アンデスレッドと植えている。順調に育って花がつき始めたのだが、その花が総て違っている。種類が違うのだから当然なんだけど、着き方がまるで違うのが不思議である。
市販のキタアカリ 花無し
市販のシンシア ピンクの花
市販のアンデスレッド 花が咲く前に切り取られたように落ちる
自前の種芋キタアカリ 白の花が咲く
自前の種芋ニシユタカ 花無し
というような状況で、最も変なのがアンデスレッドの花である。花が蕾の段階で総て虫に切られたようになり落ちているのだ。
手前から市販の種芋でキタアカリ、シンシア、アンデスレッド。
アンデスレッドの花は刃物で切られたように総てが落ちている。(どちらも5.27の写真)
本当に虫に切られているのなら、その隣で咲き誇っているシンシアの花はどうなんだろう、全然被害は無いわけだ。
地元ではジャガイモの花について諸説あるようだ。花が着いたら切り落とす説とそのまま咲かせておく説だ。切り落とし説は、芋の生育のためだそうだがそのまま説は花は生育に関係ないということなのだろう。花が咲いていると猿に見つかって被害に遭うという説もあるそうだ。
市販のキタアカリは花が咲かないのに、自前の種芋では白い花が咲いている。???
はたしてどれが正解か判断に困るところだが、実験的に花を摘む群と残す群に分けてみた。結果収量がどうなるかだが、個体数が余りに少ないので差が現れるとは思えない。つづく
今日のじょん:きょうは久々にマーブルが遊びに来た。少しダイエット出来たようだが、やはり大きい、じょんが小さく細く見えるから面白い。
マーブルは相変わらず写真写りがよろしい。
夕方にはマーブルの家族でもあるリズムちゃんに出合った。今度はじょんの方がでかいので、やたら吠えられていた。
じょんもたじたじ。