2012.6.12(火)曇、雨
弓削道から分かれた細い道は最初斜面をトラバース気味に下って行き、やがて尾根状となってくる。道標の候補の一つはこのあたりである。右に行けば弓削だし、左に行けば京道である。もちろんこの道を使って弓削に行く者は無いのだけれど、道標というものはそういうものだということは峠の道標をみても解る。しかしこのあたりにはそれらしいものは見当たらない。
尾根状となったところで道は右に大きく曲がり、またしても斜面を下って行く。予想した道もそのとおりで、やがて志古田谷に向かって下るのだが、この場合余りにも早く下りすぎだ。そして452mの小ピークを越えてから志古田谷に降りるはずなのにピークを越えた憶えが無い。道は急激に志古田谷に向かい、踏み跡から獣道に変わってくる。志古田谷の水音まで聞こえてきて、道を誤ったことに気付く。どうやら志古田谷に向かう支尾根を下ったようだ。 大体この道の降りがけに目の前の枝を払おうとして、70cmほどの青大将のような蛇を掴みかけた。相手が動いて気付いたのだが、地上を這うのならともかく樹上にいたのには驚いた。ケチのつき始めである。
冷静に元来た道を弓削道まで戻る。弓削道はこの地点から左の斜面を下って行き、弓削の西側の尾根に乗る。そうすると、弓削道に入らず、尾根を真っ直ぐ進めば弓削東側の尾根となるはずだ。
右に下ると道が無くなる、左は弓削道、真ん中の尾根が弓削東尾根。
予想は当たり、かなり踏まれた道が続いており、ご丁寧にテープによる案内までしてある。誰が何のためにテープを貼っているのか、よく山林作業に使われる標識とは違うようなのだ。しかも新しいもの、古いもの取り混ぜて貼ってある。周囲に赤松が多く、松茸山の標識だろうか。
やがてテープも無くなるが、道はつづいている。しかも弓削道同様の広くて掘られた跡のある街道なのだ。やがて452mのピークに到着する。測量点があるはずだと探すが見つからなかった。この道が弓削道と同様に街道として存在していたら、それは大発見である。この道のことは誰もどこにも書いていないからだ。
又しても尾根が二つに分かれるあたりに志古田に降りる道があるはずなのだが、注意しても解らなかった。
弓削東尾根の道は弓削道同様の広くて整備されただろう道だった。
しかもこの街道らしき道はある地点で弓削に向かって降り始めるのだ。どうすべきか迷ったのだが、尾根道を真っ直ぐ辿ることにする。真っ直ぐ行けばやがて弓削城址のコルに出て志古田に降りることができるからだ。
いつかこの弓削に降りるだろう広い道を下ってみたいと思うのだが、もし弓削に降りるのが確実なら、この道は一体何だろう。
前回弓削道本道を下った際にかなり大きな土砂崩れが起きていて、一部大変細い道となっていた。この細い道は荷車の通行は困難だが、かなり歩かれている感じなので、土砂崩れはまだ峠道が一般に利用されている時に起きたものだろう。さすれば弓削東道は本道の迂回路して整備されたのかもしてない。つづく
【作業日誌 6/12】
タマネギ吊るし
車庫中タマネギの臭いでプンプン
仙台長なす植えつけ
椎茸、なめ茸の床造り
風通しが良くて日陰のベッド、きもちえ~わ~。
今日のじょん:オオサンショウウオ発見!といっても以前から居るのだけど、まだ見たことが無かったので今日は写真に収めて満足。じょんは付き合わされて迷惑みたい。
水中にいるので上手く写らない。
じょんはめーわくそー。