2012.6.8(金)曇、雨
鳥垣渓谷を整備する会主催のシデ山山行の下見として鳥垣渓谷からシデ山への山行をする。参加者は桜井(克)さん、村上さんとわたしの三人だったので、後半を大栗峠から弓削道を辿り、志古田に下りる間道を探し、幻の道標を見つけようという楽しい山行を計画した。
なお桜井さんはシデ山先の分岐で本番の準備のため鳥垣に下山された。
タイム:
9:00 小野田橋集合 軽トラで獅子鼻へ
9:15 獅子鼻出発
9:41 F3到着
10:01 F6到着 10:11 出発
10:30 やすみと着 10:45 出発
11:10 みと広場着 11:25 出発
11:30 シデ山登り口
12:00 シデ山 12:30出発
13:00 大栗峠着
13:15 山田道分岐
13:35 支尾根分岐 道標を探して彷徨う。
14:17 弓削志古田間尾根の452mピーク
15:05 弓削志古田峠 弓削城趾を尋ねる。
15:30 佐々木さん宅到着
天気は下り坂という予報だが、朝の内は晴れて暑い。鳥垣渓谷は今年初めてだが、桜井さんの尽力でずいぶん整備され、道標なども完璧に着けられた。獅子鼻周辺から上のおりとあたりまで杉林も整備中で、鳥垣林道分岐のあたりは公園風に仕上げたいと桜井さんの夢が進行中だ。獅子鼻から本来の茅刈道は左岸を通っており、丸木橋を含めて復元出来れば、林道を歩くより風情があろうかと思われる。
看板仮設置
今回人数的にも余裕山行なので、観察を深めて新しい発見をしたいと思う。
おりとの滝は流木など片付けられてずいぶんきれいになっている。やはり鳥垣渓谷の第一印象だからここが一番大切だ。初めて来た際に見つけた鏨の痕のあるこめ石を探しているのだが見つからない。ユンボでならしたときに埋まってしまったかな。第三の滝までも流木倒木が片づけられて気持ちよくなっている。こめ石らしき表面の平な石が転がっている。
とったら叱られます。
第三の滝からは登山道が尾根に上がってしまって連続する滝を見ることができなかったのだが、ずいぶん整備されていくつかの滝に降りて見られるようになっている。これは桜井さん達のすごい功績だ。これ等の滝を登って正確にフォールナンバーを着け写真を撮って滝名を着けたいものだ。
以前は見られなかった滝が見られるようになった。
簾の滝、廊下の滝なんて名はどうだろう。
滝の周囲や登山道の傍らに岩が沢山ある。アシ谷のマンガン坑へ行ったときもこのような岩があったなあと思いつつ観察をしていると、ある岩に妙な洞穴がある。直系が5,60cmだろうか、スプーンですくったような跡だ。近づいてよく見ると人工的に掘られたような感じだ。マンガン鉱の試掘の跡ではあるまいか。マンガンの鉱脈はこういった所に黒くしみ出ており、マンガンの花というそうだ。マンガンの花が咲いていたのだが、掘ってみたらすぐに脈が途絶えてしまったというような感じだ。
マンガン鉱試掘跡か。石の観音さん。
大きな桂の木を楽しみながら登って行くと、気になっていた石の仏さんがある。自然石のままなのだが上手く仏さまの形になっている。これもこめ石だろうか。なんてことは無い、桜井さんが形の良い石だと思いその場所に置いたとのこと、観音様とおっしゃってるがなかなか粋なことだ。
やすみとも雑木が取り払われ、気持ちの良い休憩場所となっている。左股に在る炭焼き窯の跡について驚くべきことを聴く。つづく
今日のじょん:オオサンショウウオの大家族がいるというので、じょんとウオッチング行く。残念見つからない。