2012.11.16(金)晴れ
雨だらけの週間天気予報の中にぽっかりとお日様マークの出た今日、久々のじょんのびハイキングを実施する。桜井さんが心血を注いで整備された鳥垣渓谷も確認したいし、はやり大栗峠の地蔵さまは恋人に会う様な感じで定期的に通わなくてはと思うのである。当初鳥垣渓谷~大栗峠~志古田道を予定していたのだが、初めての方もあり弓削道を下ることとする。
参加者 桜井か、桜井よ、井上、山田、岩鼻そしてわたしの6名。
9:00 小野田橋集合、軽トラで獅子鼻、おりとへ
9:18 おりと出発~鳥垣渓谷
9:34 第三の滝着、5分休憩
10:15 やすみと着、15分休憩
10:53 みと着、10分休憩
12:00 シデ山着、昼食40分
13:13 大栗峠着、15分休憩
13:45 山田道分岐着、5分休憩
15:09 弓削公民館着
弓削公民館に送迎用の車を置いて軽トラで小野田橋に向かう。妙なもので山道ならどんなに遠くても歩くくせに車の走る道はついそこまででも歩く気がしない。
小野田橋で集合し、桜井さんの獅子鼻公園を見学する。自らの地所の植林を伐採し、遊歩道やベンチ、案内板を設置されて、素晴らしい公園になった。いままで見向きもしなかった渓谷が、こんなに美しいものだったのかと思われる。ここで焼き肉パーイや流し素麺などしたらさぞかし楽しかろうと想像する。
桜井ガーデン
おりとまで軽トラで入り、いつもの様に自己紹介してスタートする。連日の雨で増水しており、スリップ注意だ。冬にはまだ早いとは言え、濡れるとちとやばい。
滑る岩におっかなびっくりで第三の滝に着く。滝にかかる葉が黄色く色づき、それなりの美しさを見せている。京都の観光地の紅葉の美しさは無いが、人混みを見ないで良いだけこちらの方が値打ちがある。
おりとの滝、第三の滝
第五の滝を登山道から眺めると水量が多いのでいつもより迫力がある。
その先に用材として伐採された欅(けやき)の根元から沢山幹の出ているのがある。今日は何時になく森の王様みたいな感じがして、写真に納める。
まるっきりの自然より、昔の人が生活のために手を入れた物に郷愁を感じるのはなぜだろう。
このけやきを始め、あらゆる樹木に名札が下がっている。今夏、府の振興局の協力のもと取り付けられたということである。木の名前にうといので、大変ありがたいことなのだが、とにかく沢山の種類があって一向に記憶に残らない。一回来たら一つだけ憶えて帰ろうぐらいな気持でよいのだろう。
第五の滝、ケヤキ
さて今回山行の一つの目標でもあった、いわゆるマンガン坑試掘跡の探索である。これはやすみとの手前の山側斜面にある小さな岩の窪みのことであるが、果たして本当にそうなんだろうかと常々思っているところである。
謎の窪み
言い出しっぺのわたしとしては、あくまで試掘跡ではないかという予想で書いているのだが(2012.6.8参照)こういった話は断定されたものとして一人歩きする傾向があるので困っているところである。
この岩のスプーンカットが自然のものであるか、人工のものであるかだ。人工のものであったら試掘跡という確率は高くなるだろうが、さてどちらとも言えない。他に同様のものが発見できれば人工とみて良いだろう。そんなわけで岩があると注意深く見ているのだが、いまだ発見できない。
従っていまのところ謎ということにしておいて欲しい。つづく
【晴徨雨読】108日目(2006.11.16)桐生~伊香保温泉
足尾銅山に行こうか、赤城山に行こうか迷ってどちらも行かなかった。足尾に行かなかったのは、とんでもない勘違いをしていて、群馬県のパンフレットばかり見ていて、足尾銅山はみどり市にあるのだと思っていたことだ。鉱山の記念館や博物館など見当たらないし、足尾という地名さえ消えている。こりゃあきっと過去の忌まわしい事件を払拭するために鉱山のことは総て無くしているのかと勘違いしたのだ。足尾銅山はみどり市の先、日光市にあることを最近知って、早とちりの後悔をしている。桐生市からすぐの所にあったのだ。というわけで伊香保温泉で陽気に過ごしてしまった。
赤城山に行かなかった理由は、泊まりたい宿がやたらと高い所にあり登る気しなかったから。もっとも赤城山という山は無いのである。
【今日のじょん】:カメムシが少ないったって、ストーブ焚いて暖かくなるとぶ~んと出てくる。じょんはこれに異常に反応する、カメムシじょんと呼ばれるゆえんである。匂いに反応するのか羽音に反応するのかかさこそと足音に反応するのか知らないが、人の枕元だろうが飯時だろうがお構いなしで吠えまくるので憂鬱になる。
写真は記事とは関係ありません。朝が早かったもので、霧が幻想的ではありました。