2012.11.24(土)曇
川向かいの耕地にイノシシが入っているのは聞いたが、今朝は強烈な堀痕を発見、一頭だけだと思うが防獣柵を破って入っていることは確かだ。
イノシシの掘った痕が延々と続く。
現在は農作物も無く、堤防や土手を荒らされるだけで被害には到らないのだろうけど獣が柵を破って、あるいは飛び越えて侵入していることには違いなく、いづれ農作物があるときに被害が出ることは確実に予想される。
先日市議会報告のチラシが入っており、昨年の防獣柵の設置の件が記載されていた。何でも京都府全体の総事業費が2億1千万円だとか、その半分を綾部市でつかい、総延長400Kmの防獣柵を設置したそうだ。
原発立地交付金を使って総事業費18億円、160Kmの防獣柵を作ろうというお隣のおおい町には比ぶべくも無いが、効果はそれなりにあったそうだ。
こんな感じで400Km設置されたわけ(2012.7、上林川)
わたしは雪中八策防獣編で今年の2月20日から3月29日まで26回にわたって主に防獣柵について書いてきた。未読の方はバックナンバーで読んで頂ければ良いかと思うが、要は現在の防獣柵はあくまでも応急処置であって、この間に本格的な防獣対策を進めないと反って逆効果になるというものである。
この議会報告を見ても、行政や農業者の様子を見ても、本格的な防獣対策を模索しようとする姿勢は見られない。今回の防獣柵設置で総てが解決済みという感じがして仕方がないのである。
しかし本格的、恒久的な防獣対策を模索するには大きな条件がある。農業者だけでなく住民の総てがこの地で生きていこう、子々孫々にいたるまでこの地で生きていこうという気概が必要だということである。できるできないは別としてそういう気概が無い限り目先の対策でいいや、自分の代だけの効果でいいやということになるからである。
そういう意味では市で行っている都市部からの流入、移住対策もいいけれど、この地に育った者が出ていかない、この地の出身者が帰ってこれる施策を考えなければならないのではと思う。
こういう風に考えると雰囲気は絶望的になるのだが、長い目で見ながら追い求めていく課題だと思う。
くしくも衆議院選挙が近づいている、こういう政策を持った候補者が居ればどこの党であれ投票しようとおもうのだが、今のところそのような候補者は見当たらない。
さて現実に戻ってじょんのびファームだが、応急の鹿ネットで昨晩の被害は免れた。近所の畑では残っていた大根も総てやられていたので夕べも襲来していたことは確かである。あらためて”行儀が良い”と言ったことは撤回する。
急遽張った鹿ネットのお蔭か被害は免れたが、近所の大根はすっかりやられた。
一昨日少し食べて、大丈夫と思い翌日全部食べたのか。どっかの国と同じやなあ。
【晴徨雨読】116日目(2006.11.24)横浜~箱根湯本
首都圏を脱出できると思うとやれやれという気持、国道1号線はすこぶる走りにくいが湘南海岸に出ると自転車道などもあって快適。正月の箱根駅伝で報道される辺りかと思うのだが、この防風林の中にテント生活を続けるホームレスのことがNHKで取りあげられていた。どういうテーマだったのか忘れたが、テント生活とは言え必要なものは揃っており、芸術家や文化人といった人が林の中に村を作り上げているというような内容だったと思う。その時は知らなかったので、のぞき見ることはなかったが、箱根駅伝を見る度にあの林の中を想像してしまうのである。
茅ヶ崎で富士山が見えた。こういう感じの砂防林が続いている。
【作業日誌 11/24】
ウッドデッキ基礎作り
【今日のじょん】:本文に登場のためお休み。