2012.12.4(火)曇
木枯らしが吹いていよいよ本格的な冬が来た。師走に入って日の過ぎるのが早く感じる。年内にあれもやらんならん、これもやらんならんと思うとやたらプレッシャーを感じるのだが、今日できることは明日にまわそう、今年出来ることは来年にまわそうと考えれば良いかと思う。正月たって、人間が勝手に付けた時間の区切りで、実際に何かが新しくなるというものではない。
といってもやはり気ぜわしいものである。ただ年賀状を止めて3年目、これだけで随分気持が楽になるものである。
さて昨日今日は楽しみがある。佐々木さんに柿の葉ずしを頂いたのだ。
柿の葉ずしには思い出がある。今から30年ほど前、夏になれば大台ヶ原に沢登りや岩登りに出かけていた。下市から169号線、県道224号線と走るのだが、今と違って恐ろしいほど細くて険しい道を走っていた。今ではどこだか解らないのだけど、凄く山の高い所にある、茶店に必ず寄っていた。そしてそこで柿の葉ずしを買って、お茶を頂くのが常であった。
柿の葉ずしを食べるのも初めてであったし、この美味しい食べ物は工場で大量生産されるのでは無く、各家庭で作られるのも知った。茶店のおばさん、おばあちゃんかもしれないが、世間話をするのが楽しみでもあった。中でも印象に残っているのは伊勢湾台風の話である。眼下に小さく見える川筋が増水のため店の近くまで上がってきたという、俄に信じられない話なのだが未曾有の大災害であったことには違いない。
以来奈良に行く度に、あるいは近くの店であっても柿の葉ずしがあれば買って食するのだが、あの味は無いのである。
つまり、おばちゃんの店の柿の葉ずしが美味かったということではなく、大台に行くときはこの店に寄るという楽しみが、その味を忘れられなくさせたのではないだろうか。
上林に店を開いたとき、あのおばちゃんの店を目標にした。上林に行ったら、上林を通ったらじょんのびに寄るのが楽しみという店にしたいと思っている。
【晴徨雨読】126日目(2006.12.4)伊良湖滞在
旅行中何度か腰痛に襲われたが、この日の腰痛が最もきつかった。風呂上がりに鏡に映った自分を見ると、腰のところで見事に曲がっているのだ、曲がってるったって前後でなく横に曲がっている。伊良湖のホテルはロケーションもよく、食事も美味しいのだが、お風呂だけは温泉でなく、妙に寒い。設備は立派なんだけどお湯はなぜか温まらないのだ。これは腰痛には参った。
ホテルから恋路ヶ浜
【作業日誌 12/4】
薪割り、ウッドデッキ基礎作り
【今日のじょん】:じょんのレインコートはあやバスカラー
あやバスとじょんのレインコートは同じ配色で、なんとか並んでいるところを写真に納めたいと思っている。ところが雨は毎日降るわけでは無いし、バスだって1時間に一本だから散歩時間とうまく合うわけでも無い。今朝もあっという間に綾部行きが通りすぎ、諦めてたら反対から来てしまった。間に合うわけ無いが、とりあえず一緒の画面におさまった。