2012.12.17(月)曇、雨
じょんのびコレクション、岩石、鉄滓、土器の準備が出来たので、本日から順次展示してゆくことにする。
12/17~20 岩石
12/22~27 鉄滓
1/ 5~14 土器
現在展示中の岩石は総て磁性のあるもので、磁石も用意してあるので確かめて頂くとよい。
そのほとんどが上林川、念道周辺で採種したもので、それ以外の採取地は、蛇紋岩=老富町大唐内、マンガン坑のズリ=鳥垣アシ谷、輝緑凝灰岩=老富町丸山(サンドラ岩)でこれとて上林地域内である。
そういう意味で地学や地質に興味のある人は見て頂ければよろしいかと思うが、図鑑も置いておくので学習もして頂きたい。
どこへ行くときも磁石をポケットに入れ確かめているのだが、上林川ほど磁性のある岩石に会うところは少ない。じっさい磁性のある岩石を採取したのは、大江の内宮下の林道と玄武洞の玄武岩ぐらいである。
鉄の原料となる砂鉄は元々砂鉄の形で存在するわけで無く、岩石が風化、粉砕して岩石中の磁鉄鉱が砂中に砂鉄としてできたものである。その母岩はマグマが冷え固まったものとある。つまり火成岩だということだ。さすれば今回展示している物はほとんど火成岩で砂鉄の原料となりうるものだが、上林で著名な赤色チャートも展示している。
赤色チャートは放散虫などの死骸が堆積して出来たもので本来磁鉄鉱はふくまない。展示している物は二筋の黒い帯が入っており、この部分に磁性がある。これはチャートの割れ目に鉄分が沈着したものと思われる。同様に砂岩の表面に鉄分が沈着したものもある。このように見ていくと、岩石も面白いものだが、実際にこの地で鉄が作られたのか、またそうならどのようにして作られたのかなどというのは複雑な問題があり、何とも言えない。遺跡なり鉄滓(製錬滓)が発見されない限り証明は出来ないのだが、少なくとも原料は存在するのではないだろうか。
【晴徨雨読】139日目(2006.12.17)田辺~海南
あての無い旅、走りながら何かを見つける旅であったので、この日は何も見つけられなかった。撮った写真も2枚だけである。今から思えばあそこもここも行けば良かったと思うが、それは性の無いことである。とにかくこの日は走るだけの日であった。京都が近くなって里心が付いていたのかも知れない。
二枚のうちの一枚、有田川のようだが、何を思って取ったのだろう。
【今日のじょん】:何を見てるのでしょうか?
これでした、アレッ前にもあったような、、、