2012.12.12(水)曇、雪、雨
積雪から二日目の朝、天気は回復したわけで無いけれど雪は随分少なくなっている。じょんを連れて表に出ると、そこいら中を嗅ぎ回る。しかしそれはいつものことで変わりないのだが、今日違うのは何を嗅いでいるのか判ることである。
縄文文化が寒い東北や北海道に根付いたことは縄文文化が狩猟文化であったことだ。狩猟は雪のあるところの文化なのだ。雪原の上に残る足跡こそ狩猟に必要なファクターなのだ。
じょんは猟犬の血を引くものでは無いけれど、テリトリーを守るという以外に、やはり獲物を追うというDNAが残っているのだと思う。毎日毎日飽きること無く侵入者の匂いを嗅ぎ廻っているのだ。
今日はじょんに敬意を表して徹底的に侵入者の追跡をしてみようと思う。日本政府もたまにはこういうことしてもらいたいものだ。
ドッグランど予定地に足跡発見、犬と同じ様な形だ。
土を掘り返しているのは、モグラやミミズを狙っているのか。
足跡は谷に消えているが、向こう岸に飛び移った様子は無い。
府道に出ると隣地との境の林道に同じ足跡。
じょんのび谷方面と山に分かれている。
やがて堰堤の下に消えている。向こう岸に飛び移ったとしたら凄い跳躍力だ。
堰堤上の畑跡には鹿の足跡が、、。
考察:庭に侵入しているのは山に棲息している小動物、キツネ、タヌキ、イタチなどで肉食系か、これ等は過去に目撃している。アライグマも目撃しているがこれは家などに住み着いている。ノウサギもいるが足跡がちと違うようだ。
足跡が谷に消えているのは向こう岸の山の斜面を通路にしているのだろうか。
鹿は川のものと山のものが居る。今年一度畑に侵入したのは川の鹿と思われる。山の鹿は何度も目撃しているが一頭である。
いずれにしても夜の間、百鬼夜行が繰り返されているわけだ。雪の無いときでもじょんが嗅ぎ回っているのは、いつも侵入されているということだろう。
【晴徨雨読】134日目(2006.12.12)熊野~川湯温泉
この日は花の窟、熊野速玉大社、熊野本宮大社とお参りをしたが、心に残ったのは熊野川の景観である。川も数多く見てきたが、この川が一番いい。しかも平忠度のゆかりの地であるというのも走っていて知ったことである。
熊野川は何でも無いところが美しい。
さざ波や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな
志賀の都は天智天皇の志賀宮であり、山桜は長等山の桜のことで、強の者であり、また文人であったようだ。
【作業日誌 12/12】
薪割り
【今日のじょん】:本文に登場。