2013.12.12(木)曇り
’13.12-(2) ジャガイモの焼き芋
今年の冬野菜は大根、白菜、ヤーコン、ブロッコリーは豊作だがジャガイモは植え付けが遅くて葉が霜にやられて充分に生育していない。いままでメイクイーンだのキタアカリだの有名な品種を作っていたが、この春からはオーソドックスな男爵を作っている。ところが植え付けの時期が遅くてどうもうまく育たない。この冬も霜で葉が枯れてしまって、やむなく収穫したがまともな大きさのは4,5個で残念な結果だ。
同じようにストーブで焼いたが、残念ながらベストではない。実は今日までに何度もジャガイモは焼いているのだ。一番うまかったのは、ストーブを買った京阪エンジニアリングさんにいただいた北海道直送のジャガイモを焼いたときだ。
遠い北海道のジャガイモに、地元の土を喰ったジャガイモが負けているのはなんとも辛い現実なのだが、栽培方法がまずかったといわざるを得ない。少なくとも今回の失敗は、植え付け時期が遅くて霜にあってしまったと言うことだ。
焼き上がった姿は美味そうなんだが、ほくほく感が無く、甘みも少ない。要するに熟成していない芋なのだ。
ここで妙なことに気づくのだが、「土を喰ふ日々」では来客は水上先生の料理を美味しい美味しいとぱくぱく食べているのだが、果たしてすべてが美味しく食べられたのだろうか。なかにはまずーい、とまでいかなくてもいまいちーってえのがあるんじゃないかと勘ぐるのだけど、さて。
とにかく来年は美味~いジャガイモ作るぞ。
おまけとして銀杏を紹介する。銀杏は、たまにはおでんに入れたりするのだが主に焼き銀杏で喰う。この地方で銀杏は11月が限界、12月に入ると焼いてもはじけない、薄皮がむけない、実が青くなくて黄色い、実が固いとなる。
この辺りではお寺でも神社でもいくらでも落ちているが、例年桜井さんに頂く、栽培種、久寿といったか、が粒が大きく味も色も良い。
焼くといっても、かつてはフライパンにふたをして焼いていたが、今では茶封筒に10個ぐらいを入れて、粗塩を少しかけ、二つ折りにふたをして、電子レンジで40秒~60秒かける。数を憶えておいて、ぽんぽんという音を数え8割ぐらいの所で停める。良い銀杏は2,30秒で焼ける。熱燗でちびりちびり秋の夜を楽しむのは一日の疲れが吹き飛ぶ瞬間である。
12月に入ると、色も黄色くなり、粘りも無くなる。焼き銀杏は旬が大事である。
【作業日誌 12/12】
芝生広場砂蒔き終了、次は薪割りだ。
【今日のじょん】今朝は今年一番の冷え込み、「真っ白やで」ってんで出てみるが雪ではなく霜。
デッキをじょんが歩いても足跡がつかない、水のもうとしたら凍っていてアレって感じ、それでも気温は0℃でまだまだだぜ。