2013.12.13(金)曇り
じょん連れの一泊旅行に懲りて日帰りの蟹食い旅行とする。と言っても予算に限度があるので、香住でも網野でもない、もちろん間人ではないおそらくロシアの冷凍と思われるカニである。
丹後の宮津でピンと出したキリンフリーで食うカニはこんなもんでいいだろう
ロケーションだけは一流の宮津ロイヤルホテルの昼食プランである。実はこのホテルの温泉は何度か入っており、凄く温まるいい温泉なのでこちらも楽しみである。
日置から栗田半島を見る(’13.10)白い建物がロイヤルホテル、その向こうの山が由良ヶ岳方面、右手の山が大江山方面。
いくみちゃんが昨日から来ているので、社員三名(人間2,犬1)と、4名の旅行となる。
現在読んでいる「天橋立をめぐる謎」(今澤美喜雄著)の中に、「神々の国「栗田半島」から由良へ」という章があって、気になる所もあって寄ってみたいと思っていたのだ。栗田(くんだ)半島は天橋立の影に隠れて知らない人もあるだろうが、マリンスポーツやフィッシングの人にはなじみかも知れない。
天橋立トライアスロン華やかりし頃、与謝野町周辺でのコース維持が難しいという理由で他のコースを探すべく、一市四町(宮津市、伊根町、岩滝町、野田川町、加悦町、いずれも当時)をくまなく走った。今だから話せるが、国際レースの候補にもなっていたのだ。ロイヤルホテルに本部を置き、海洋センターをスタート地点とする、栗田半島を周回して島崎公園をゴールとするコースは理想的なコースだったが、地域が宮津市一市に集中するということで実現できなかった。ちなみに天橋立トライアスロンの最終的なコースはわたしが設計したものであるが、無理矢理一市三町をめぐる、苦しいコースであった。(伊根町は主催自治体であったがコースは実現できなかった)
でもそれはそれで楽しい思い出としておこう。
さて12時の食事には随分早く宮津に着いたので、栗田半島をめぐる。本当は右回りに島陰、田井を回っていきたかったのだが、先の台風で道路が寸断され、島陰から先が通行止めとなっていた。
小田宿野(おだしゅくの、おだすくの)から越浜(おっぱま)に向かう切通し状の部分、越浜から島陰に向かう。
もっとも行ってみたかった所は小田宿野(おだすくの)で、今澤氏はここがこの地に於ける木地師の発祥の地だというのだ。また鉄の採掘に関わる地だともしている。その辺の根拠というものはさほどはっきりしたものではないのだが、その中に「穴虫、穴虫ヶ谷」という地名を見つける。従前からの研究課題の地名なので是非現地をこの目で見てみたい。地方で小字を見つけるのは、市役所、役場、支所が一番だ。次が駐在所、小字までは解らないケースがあるが、住居地図が備えられており、それでも解らない場合は何かと探してくれる。それでも解らない場合は、民家に飛び込み訪問するわけだが、酒屋さん、新聞屋さんなどは地理に詳しい。つづく
【今日のじょん】寒い朝だけどいくみちゃんが居るのでヒコヒコのじょん君、足を伸ばして堰のところまで散歩した。