晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 金属・鬼・人柱その他-1 4/13

2014-04-13 | 雨読

2014.4.13(日)曇り

 「金属・鬼・人柱その他 ー物質と技術のフォークロアー」若尾五雄著
堺屋図書1985年7月第一版発行 古書
 なんとも不思議なタイトルの本なのだが、若尾氏の著書は内容も摩訶不思議なものである。若尾五雄氏にかかる本は「黄金と百足」「真言密教と古代金属文化」と本書を所蔵し、「鬼伝説の研究」を借本で読み、既に雨読で紹介したところである。当初氏の説には驚くべき突飛なものが有り、文章も不可解で理屈に合わないものが多々あり、雨読の中でも随分批判めいた論評をした。ただ、ことある毎に再読している間に氏の説が如何に科学的であるか、納得のいくものであるかが解ってきた。ただ、表現の仕方がすこぶる個性的なために、常人には理解しがたいことが多いのだろう。P1020725

 

若尾氏の著書は絶版で高価、今回は掘り出し物。
 氏が学問の世界、つまり民俗学の世界でどのような地位にあるのか計り知れないものがあるが、おそらくあまり認められていないのだろうと思う。しかしながら地名や伝説に関する研究は現地、現場重視、常に科学的に推論を重ねておられ、学界の大先生のへりくつ論文よりもわたしたちアマチュアにとっては興味もひくしなにより魅力的なのである。
 若尾氏が産婦人科医というのも嬉しい。この分野では専門の学者以外では学校教師、博物館等の職員、公務員などが多いのだが、産科の先生というのは他に例を見ない。
 金属、鬼に関する記述は既に紹介済みの部分があるので、人柱その他の部分を紹介してみよう。つづく

【作業日誌 4/13】
草引き、薪割り

【今日のじょん】今日は舞鶴のナナちゃんがドッグランどにやってきた。リピートのお客様がお越しになるということは大変嬉しく、励みになる。また、当初慣れなくておとなしくしていたワンが次に来て走り回る様子は大変嬉しい。イネ科の雑草にうんざりしていたのがまたやる気が湧いてくる。
P1020723 P1020724



パピオンのナナちゃんかわいいですネ、ピコも久しぶりに来じょん。

コメント
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