晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

穴虫考(43) 奥武は葬地か-5 4/18

2014-04-20 | 地名・山名考

2014.4.18(金)曇り 穴虫考(42)は2014.4.12
 「奥武島」考を読む①
   谷川健一著「日本の地名」にある沖縄の青の島の根拠となっている仲松弥秀氏の「奥武島考」を見つけた。「島々清(かい)しゃ」という奄美、沖縄、宮古、八重山の島々を紹介した本である。
P1020775
 

「島々清しゃ」と「日本の地名」
 沖縄の本というのは実に不思議な魅力がある。例えば京都ならば、京都本と言って京都に関するあらゆるジャンルの本が本屋さんの一画を占めている。ところが那覇の国際通りの本屋さんに入って驚いた、いわゆる沖縄本というのは京都本の比ではないのだ。もの凄い数の沖縄に関する本が書架を埋めている。しかも沖縄以外では見ることも聞くこともない本ばかりなのだ。数十年前の沖縄に通い始めた頃の話だから現在はどうか解らないのだが、沖縄には沖縄の独立した文化があると痛感した。今でこそインターネットなどで知りうることができ、普遍的な文化と言えようがその当時は沖縄の文化はその地に住む人々と訪れる人々だけのものだったような気がする。

 さてその沖縄本の一種で、沖縄に対する思いの深いこの本の中に「奥武島」考はあった。しかしこの本は奄美、沖縄、宮古、八重山の島々について、様々な分野の人がコラムを書いている本なのである。従って「奥武島」考は確かに仲松弥秀の書かれたものだが、期待していた論文としての内容が希薄なように思える。つまり、「奥武島」考は別に論文として存在して、本書ではコラム的に書かれたものだろうかという疑念が湧いてくるのである。
 ただ「日本の地名」にはほぼ同じ内容のことが書かれているので、谷川氏が参考にされた「奥武島」考は本書に記載されているものである可能性は高い。つづく

【作業日誌 4/18】
薪収集(水嶋さんの栗の木)
草刈り、薪割り

【今日のじょん】
予報では雨となっていたのだが、夜中に降ったみたいで朝にはあがっていた。早くレインコート着てみたいのだが、、、、。
P1020762


そうそう、綾部温泉リニューアル記念の割引券があるので(入浴半額、4名まで、7月いっぱい)必要な方はじょんのびに寄ってください。
おとーとおかーは早速?だワン。P1020763
  

コメント
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