2014.4.25(金)快晴 穴虫考(47)は2014.4.22
「青」と「オウ」の地名学を読む①
仲松弥秀氏のカジマヤー(数え年97才申年の成年祝)記念として「南島の地名」第6集(南島地名センター発行 2005年8月発行)が発行されている。
仲松氏は同センターの初代所長で、2006年2月に他界されている、満97才である。「南島の地名」第6集のなかに、目崎茂和氏の「青」と「オウ」の地名学という論文が掲載されており、仲松氏の「奥武考」を引き継いで、最新の説が展開されるものと期待し、本書を求めた。
その中で非常に重要な問題提起がなされている。
(1)青「アフ・アオ」がなぜ沖縄では奥武「オウ」となったのか。日本本土での「オウ」地名は、青に由来しているか。
(2)日本海沿岸に多い「青海」を「オウミ」と発音するように、「青(アオ)」が「オウ」のように、「奥武」は漢字表記の違いだけなのか。(ママ)
(3)日本本土では青を「アオ」と「オウ」の地名が並立するが、沖縄では「奥武」の地名だけで、「青」地名がない。日本沿岸のの地先島に多い「相島(おしま)」「雄島(おしま)」「大島(おおしま)」と「オウ」地名の関連性があるのか。
(4)琉球の海神であるアラ神、「アラ」(荒・新)地名と「青」「赤」「淡(アワ)」など「ア」を接頭語に持つ地名群は、「奥武」と関連しているのか。
(5)日本各地の「青山」「青島」「青墓」などの青地名は、五行説「青」、四神獣「青龍」などとの関連はあるのか。つづく
【今日のじょん】最近年齢のせいか体重のせいか動作がのろい。以前行っていたジャンプやおいで~の競技をやらせてみる。
ジャンプはしっかり憶えていて合格。
おいで~もやるべきことは憶えているのだが、ダーっと走っていたのがのそのそ歩いているので、失格。