2014.8.29(金)曇り
京都府与謝郡与謝野町男山に穴虫が存在することは知っていたが、どこにあるかは解らなかった。しかし地名大辞典小字一覧の書き順と穴虫パターンの法則から大体の位置は予測していた。それは丹後国分寺跡の西の川、三田川の下流域、山裾の辺り、つまり与謝の海養護学校の西辺りだと予想していた。
府立丹後郷土資料館の「大海中に倭人あり」の催しが月内でもあったのでこの見学もかけて調査に行く。
京都縦貫道が与謝野町までつながっているので、綾部からは30分、我が家からは45分で行くことができる。早速与謝野町役場に行って字配図の閲覧を申し込むが、いわゆる税務の執務は野田川支所でやっているとのことだ。
与謝野町役場(旧岩滝町役場)
その代わりに区長さんや地元の職員さんに聞いてもらったようだが、ここでも穴虫を知る人は居なかったようだ。いろいろ穴虫を探索してきて、地元の人でその名前や位置を知っておられたのは草津市の奥村さんただ一人である。それだけ穴虫というのは忘れられた地名のようだ。
野田川支所は以前の野田川町役場で、この辺りはかつての天橋立トライアスロンの自転車コースなのでなつかしい。3回以降のコースはわたしが作成したので細部まで解っている。コース作りでウロウロしていてパトカーに怪しまれたこともある。
野田川支所(旧野田川町役場)
野田川支所でも穴虫はすぐに解らなかった。字配図も新住居表示になっていたからだ。課税用の書類には旧表示の小字と新住居表示の番地が載っているのだろう。もちろん部外者のわたしには閲覧できないのだが、穴虫の番地がどうもこれらしいという位置を教えてくれた。三田川の右岸南から三つ目の尾根の南側、小谷の左岸が穴虫のようだ。
お礼を言って丹後郷土資料館に向かう。
府立丹後郷土資料館は丹後国分寺跡の側にある。
つづく
【今日のじょん】朝の散歩時、府道脇の草むらで妙に嗅ぎまわっている。きりが無いので先を急いで帰り道、別の道から帰ろうとすると振り返ってアイコンタクトする。先ほどの場所へ行きたいという合図だ。先ほどの場所に来るとやたら嗅ぎ廻っていたが、やや離れたところでかすかにガサッという草の音、じょんも気付いてそちらの方を凝視している。
我慢強く待っているとそこから何者かがガサガサと走ってくる。イタチかな、いや毛色が黒い、ヌートリアにしては小さい。結局何者か解らなかったが、タヌキかも知れない。常に吠えることは無かったけれど、何物かが走り抜ける時だけ低く唸っていた。
恐がりの情けない犬だけど、卓越した嗅覚と聴覚、そして飼い主に知らせようとする姿勢が素晴らしい。さすがレンの子だと思い知らされた。