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晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

穴虫考(42) 奥武は葬地か-4 4/12

2014-04-12 | 地名・山名考

2014.4.12(土)晴れ

 仲松弥秀氏の「奥武島考」を読んでいない現在仲松氏と宮城氏の奥武島に関する説を論ずることは無意味なことなのかも知れないが、げすの勘ぐりとしてお許しいただきたい。
 宮城氏の「沖縄地名考」では奥武島は祓島の儀(はらいしまのぎ)とし、害虫や鼠を封じ込めた島としている。
 伊計島の「しぬぐ祭」に謡う「おもい」に
鼠(イエンチャー)や おーぬ山んかい けー飛居(ドウドー)りよー
というのがあると書いている。鼠はオーの島に飛び立てよという意味だそうだ。そして海岸からゲーン(薄の穂の先を結んだもの)を海に投げるのである。このゲーンがオーゲーンといわれるのだが、これは決して「青いゲーン」ではないと強調されている。
 ということはオーは青を意味する、オーゲーンは青いゲーンだとする説が既に存在するのではないだろうか。それこそが仲松氏の「奥武島考」なのではないかと想像している。
 ちなみに宜野座村誌にムシバレー(虫払)アブシバレー(畦払)の例はいくつも出てくるのだが、そのすべてが捕獲した虫をアダンやバショウの葉で作った船に乗せて海に流すというものである。
Img_2694
 




これは国頭村奥の年中行事である、畦払は4月不定となっていて現在でも行われているとある。宜野座村では4月15日となっていて、沖縄のどこでも4月(旧暦)の行事のようである。害虫駆除という目的だが多分に娯楽的要素もあるようだ。

 本州でよく目にする虫送りはたいまつを炊いたりするようだが、沖縄のものはいわゆる精霊流しのようなもののようだ。
 いずれにしてもこれ以上の考察は、「奥武島考」を読んでからのことである。つづく

【作業日誌 4/12】
草引き
薪割り

【今日のじょん】いよいよドッグランどの季節がやってきた。予定通りに芝や柵の整備が進んでいないのでつらいのだが、てきとーに楽しんでいただければいっか。P1020718 P1020719 P1020720



キューちゃんとお父ーのプル。

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穴虫考(41) 奥武は葬地か-3 4/11

2014-04-11 | 地名・山名考

2014.4.11(金)晴れ

 沖縄の葬儀がどのようなものか「宜野座村誌」で調べてみる。沖縄では伊平屋、奥、久高で村誌を読んでいるがその時興味を持っていたのは墓制であって葬制についてはあまり記憶に残っていない。
Img_2812 Img_2814




クジチ墓洗骨の図とシージーガーミ(宜野座博物館2007,3)沖縄では葬制墓制の展示はどこの資料館でも一般的。

 宜野座村では村立博物館に村誌が格安で販売されており、本来は全巻購入したかったのだが自転車に積むのは限界があり、第三巻民俗・自然・考古のみを購入した。既読の村誌が1,2冊で構成されているのに宜野座村誌は数巻で構成されており、購入した第三巻でも千ページにおよぶ圧巻で、内容的にも非常に詳しい資料で埋め尽くされている。そういう意味で沖縄、特に沖縄本島の民俗を考えるとき基本的な資料になるのではないかと思っている。
Img_2669 Img_2884
 



伊平屋村誌と宜野座村誌
 葬制の中で、扇(オージ)を使って死者を送る所作があるかどうか調べてみたのだが、残念ながらそれらしいものは見つからなかった。墓の建築儀礼の中に墓口に供える供物の中に豚の頭、鶏、塩などの中に扇があるというだけのものだった。逆に信仰・祭祀の章の各の神事の中に「虫流し」というのがって、「ブルシ御嶽(ウタキ)の海中にあるオージ岩に向かって流れてくる小川の口で虫流しをしたといっている。」と書かれている。これは畦払、野原廻りと同様でいわゆる虫送りのことであり、それがオージ(扇)岩に関連しているということだ。
 虫を封じ込めるところがオー(扇)ということは確実なようで、宮城氏のいう奥武=虫を封じ込めるところというのもあり得るかと思っていたときに中扉に各節の執筆者が掲載されており、上記虫流しの記事は仲松弥秀氏の執筆であることがわかった。
 つまり仲松氏はオージ(扇)と虫流しが関係することは充分に理解されていると思われるのだが、氏の説は奥武は青で葬送の地であるということのようだ。つづく

【作業日誌 4/11】
じょんシャンプー
溝さらえ
P1020717
今やっとかないと夏になったら大変なことになる。

薪割り

【今日のじょん】じょんシャンプーの日はよっこらじょん体重測定の日でもある。最近皆に太ったんじゃないのと言われるので気にしていたのだが、やっぱり体重が増えていた。19,4Kgで昨月比400gアップである。
貧血騒動で食事を増やしたのが原因らしいが、赤信号とまでいかなくても黄信号というところだ。明日から減量作戦始まる。え゛~ん
P1020713 P1020715  




広いフィールドで運動してるだが、、、 

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穴虫考(40) 奥武は葬地か-2 4/10

2014-04-10 | 地名・山名考

2014.4.10(木)曇り 穴虫考(39)は2014.4.6

 奥武島が葬地であることを最初に提唱されたのはどうやら南島地名研究センターの仲松弥秀氏であるらしい。氏の書かれた「奥武島考」という文が掲載されている書物を見つけ、図書館から取り寄せ中である。読了の暁には再度紹介しようと思うが、基本的には「日本の地名」谷川健一氏の説と同様なのではないかと想像している。沖縄には奥武と名の付く地は7ヶ所あるという。仲松氏の説には個々の奥武島の具体的な情報があるのだろうと期待している。
 谷川氏の文中に「名護市の奥武島は明らかに墓地として利用されてきた」とある。名護市の奥武島とは本部半島をめぐる505号線が羽地内海を廻りきった辺り、真喜屋から北にある小島である。真喜屋の浜から100mにも満たない島であるが、奥武橋が架かり奥武島、屋我地島、古宇利島と橋が名所になっている。国土地理院地図で見ると奥武島を南北に貫く県道110号線の両脇にずらりと墓地記号が列んでいる。航空写真でも墓地群が確認され、まさに墓地の島と言っていいだろう。
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羽地内海の東端に名護市奥武島がある(写真は真喜屋から6Kmほど西、湧川 2007.3.23)
 谷川氏の説は奥武=青であり、本州沿岸に存在する青の島も葬地であろうとされている点である。
 ところが沖縄の地名に関するもう一人のオーソリティ、宮城真治氏は奥武について別の見解を持っておられる。名著「沖縄地名考」の中に「奥武島は祓島(はらいしま)の儀」と題した一文がある。
 沖縄各地の虫払の儀式、野原廻りとか畦払(あぶしばらい)などで害虫やネズミ、悪風を送り封じ込めたのがオーであって、オーヌシマこそが奥武島だというものである。オーゲーン(すすきの先を結んだもので魔除けに使う)オー餅、オー酒などお供え物などのオーは飜る・扇ぐということであおる、あおぐの意味と解されている。
 このことについて葬送の島も祓いの島も同じことではないかと過去に書いた。(雨読 2013.3.23参照)しかし今、両氏の説を落ち着いて比較してみると、虫を封じ込めることと、遺骸を隔離することが同一の意識のもとに行われるか否か判断できない情況になっている。つづく

【作業日誌 4/10】
刈り払い機修理(チエンソーがなおったと思ったら刈り払い機の調子が悪い。プラグとマフラの掃除をしたらなおった。)
P1020710


マフラに虫が入って故障することがあるそうだ。カメムシがくさいなーと思っていたらこんなところに、、。
ドッグランど草刈り
薪割り

【今日のじょん】最近朝方に吠えることが多い。鹿の場合11時~2時ぐらいなので何だろうなと思っていたら、猪が谷にやってきていた。一度来たところは当分来ないのだが、随分ペースが速い。P1020704 P1020712




ワサビがわやくちゃ、よく見たら初蛇が、、、

 
 

 

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プライマリポンプ始末記 4/9

2014-04-09 | DIY

2014.4.9(水)快晴

 共立のグリーンGC31というすこぶる古いチエンソーのプライマリーポンプが壊れた。ゴムの部分が割れ、ガソリンがにじみ出ている。
 山ちゃんからのもらい物で、おそらく十数年たっている代物で、重くて振動はきついのだが実に使い勝手が良い。とにかくエンジンの調子が抜群である。古い道具は品物がいいというセオリーどおりの逸品で大変気に入っている。プライマリーポンプぐらい自分で直そうとばかりにネットで調べる。それがいけなかった、かなりシビアな修理をしている御仁のブログを読んで、ゴムの部分だけを購入した。
 つまりゴムのみだとホームセンターで400円台であり、純正部品を取り寄せると1、800円、ネット通販で1、200円程度である。400円程度で修理できるならとゴム部分を購入、さて破れたポンプを取り外そうとしたらうまく外せない。メーカーに問い合わせると親切に教えていただいたが、ポンプはホース取り付け部分と一体のものでゴム部分だけでは交換できないという応えに愕然、結局ネット通販で購入することになる。この通販会社がまた親切で小さな部品なのでメール便で送付しましょうということになった。結局送料込み812円で購入することが出来た。
 不要になったゴム部分は刈り払い機に使えるそうだ。
(1)空気取り入れ口のふたを外す。(黒い部分)
P1020678 P1020679




(2)エアーフィルターが出てくる、ついでに掃除をしておく。
(3)燃料タンクからのパイプ(黒)とエンジンに向かうパイプ(透明)を外す。但し黒いパイプはチョークの黒い円盤を外さないと難しい。
パイプを外したら、プライマリーポンプ下部のツメを挟むように絞ると簡単に外れる。
P1020680



(4)チョークのふたを外すと一緒にワッシャが落ちてきた。一体どこに付いていたのか解らない。大体バラす前には写真を撮っておくのだが、ワッシャの位置までは写らない。よくよく考えると、ねじを締め付けてもチョークのふたが動くようにはめてあるものだ。簡単な原理だけどうまくできている。チョークレバーだって何気なく使っているけれどバラして見ると、なるほどこういう原理かと感心する。ちなみに親切なショップは住所の写っている店である。P1020682




(5)うまく作動するか不安だが、エンジンをかけるとすこぶる快適、農機具店でやってもらえば3,000円はするだろう作業を自分でやれば800円で出来る。なんとなく得した気分。

(6)ゴム部分だけを取り替えることが出来るかやってみた。とにかく古いゴムを外す事も出来ない。ネットの記事では側のプラスチック部分も壊して自作のものを取り付けていた。そこまでの改造は無理。
P1020683



【作業日誌 4/9】
芝刈り1回目、但し芝というよりは雑草の穂刈り

【今日のじょん】交通事故で鹿は死んだはずなのに、相変わらずやってきている。数頭居るらしい。もっと轢いてくれ。P1020700

P1020702  

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四條畷に行く 4/8

2014-04-09 | 日記・エッセイ・コラム

2014.4.8(火)快晴

 年に2回四條畷の病院に行くことになっている。まあかみさんの定期点検みたいなもんだが、前回はMRIとかで時間がかかったので飯盛山に登ったりした。今回は単なる診察だけなのでさほど時間は無い。四条畷駅から四條畷神社に向かう参道にある斜陽館なる古本屋はどういう訳か閉まっていた。
 やむなく再度の四條畷神社に桜を求めて行くが、さすがにもう終わっていて、盛りの過ぎた桜ほどむなしいものは無い。
P1020684 P1020685
 


四條畷神社の桜はすっかり終わっている、鳥居前の若い樹だけが頑張っていた。

 元来た道を戻るが、都市の道というのはすさまじい。狭い道を人と自転車と車がごちゃごちゃと移動している。それが一定方向ではなく思い思いに移動するのだから大変だ。そこへ路線バスがやってくる。絶妙の運転で辻を曲がる。都市に住んでいるときには日常茶飯事の光景なんだが、超田舎で6年も暮らすと信じられない光景となる。
 市立歴史民俗資料館を訪ねたかったのだが、時間が無いので帰ることにする。帰り道に楠正行公御墓所というところがあったので、立ち寄る。
 府の天然記念樹とされる楠が見物だったが、他には興味をひくものは無かった。
P1020686 P1020687
 


 今回収穫の無い四條畷行だったが、美味しい店を見つけた。薩州路という居酒屋で、ご主人が鹿児島出身ということで鹿児島の焼酎が揃っている。料理も鹿児島のものが揃っていて、にがごりがあったのは驚いた。
「にがごりってゴーヤの焼いたやつですか?」「そーです」
 もう30年ほど前になるかな指宿の居酒屋で、これを食べてその苦みに感激した。ゴーヤをあぶってかつぶしをかけただけのものだが、焼酎には絶好のアテになる。熊本、植木の馬刺しも置いてあって、夜に行ってみたい店である。
 綾部に帰ってくると桜は満開であった。山家城の桜祭りは13日だが当日には終わってそうだ。P1020698




【作業日誌  4/8】
薪割り

【今日のじょん】
最初は四條畷に連れてく予定だったが、あまりに暑くなりそうなので留守番させる。写真は上林川堤防工事の様子。P1020662


 

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じょんのび桜情報’14 4/7

2014-04-07 | 日記・エッセイ・コラム

2014.4.7(月)晴れ

 順調に膨らんでいたつぼみが、八分九分のところで停滞していた。やっと天気が回復し、今日明日あたりが満開というところだ。
 昨年まで上林桜情報として流していたら、そういう名の女優さんが居て、妙にヒットするようになった。たずねてきた人は随分がっかりするだろうから、今年からじょんのび桜情報とタイトルを変えた。
P1020659


忠に向かう堤防沿い、堤防の工事中なので注意。
 店にも桜を観にやってきたという人がちょくちょくあるが、上林は桜はイマイチというのが思いである。城山辺りはまとまった桜があるが、その他はまばらで圧倒するような景色は無い。特にじょんのび周辺はぽつりぽつりと民家のそばにあるくらいで、楽しみ方によってはそれでいいのだが、一般受けするようなものではない。時期は少し遅れるが山中の山桜のほうが凜とした美しさがあって好ましい。
P1020661


忠にも川沿いの桜が見えている。
 
近所でもっとも美しいのが水嶋さん宅の桜である。樹齢的に盛りなのだろう。ござひいて花見するならここが一押し。
P1020663P1020664   
 


 隣家の桜もなかなかのもので我が家としては借景となっている。
さて我が家のじょん桜、年々花数が増えてきたとはいえまだまだ若い。じょん2歳の記念樹である。来年ぐらいには花見の宴をしたいなと思っている。
P1020665 P1020666
 


 しだれ桜も花が増えてきたが、他のと比べたら随分スカスカだ。桜だけでなく、ボケ、ユキヤナギ、モクレン、チンチョウゲ、レンギョウ、ヨシノツツジなどなど順次色がさえてくるのは嬉しいものだ。

P1020670



【作業日誌 4/7】
チエンソー、プライマリーポンプ交換(明日記事紹介)
草引き、薪割り

【今日のじょん】サンキュー君登場、ゆきちゃんともじょんとも遊べてよかった。P1020675 P1020676

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穴虫考(39) 奥武は葬地か-1 4/6

2014-04-07 | 地名・山名考

2014.4.6(日)雨、曇り

 沖縄に幾つかある奥武島(おうじま)はかつて死者を運んで葬地とした島であるという風に書いてきた。それが日本海沿岸にある青の島となり、内陸部に至っては青地名となっているとも書いてきた。そのことは、谷川健一氏や沢潔氏の説を何度も読んでそう思っているだけで、確たる証拠を持っているわけでも無い。
 ただ遺棄葬ともとれるそういう葬法はあってしかるべしと思うし、陸から少し離れた無人島に遺体を置くというのは死穢を忌むという意味でも理にかなっている。確かに日本海沿岸の青の島にはかつて葬地とされていた島がある。全てがそうだとは断定できないが、確率としては高いのではないかと思う。
Img_2941
 

奥武島観音堂(沖縄県南城市の奥武島2007.3.3)
 それでは沖縄の奥武島はその原型なのだろうか。自らはそういいながらも、実は常に不安を抱いていた。このことは文化の伝搬という意味でも重要な意味があると思うので、奥武地名について述べておきたい。
 谷川氏が奥武島を葬地としているのは、奥武が青につながるという考えからである。「日本の地名」の中でも
 
奥武島は「琉球国由来記」や「琉球国旧記」にアフ、アウ、アホと表記されていて、漢字では一部、阿鳥、阿符の字が宛てられるが、青という字を宛てる場合がもっとも多い。
 と書いている。谷川氏の説も元々南島地名研究センターの仲松弥秀(なかまつやしゅう)氏の説に影響されてのことのようだ。仲松氏は「奥武島考」という論文を書いておられるのだが、おそらくその中に谷川氏の言われる部分が含まれているのだろう。仲松氏の著書は多くあって、その中のどこに「奥武島考」が書かれているのか解らないので、順次読んでいこうと思っている。つづく

【作業日誌 4/6】
じてんちゃ小屋基礎造り
薪割り

【今日のじょん】
 獣の死骸は既にきれいに片付けられていて、車の破片が道端に寄せられているだけである。夕べこの地点で何があったかは、じょんのび一家と巡査さんと近所の方だけであろう。道行く車は何事も無かったのごとく通り過ぎて行くが、じょんはここで何があったか知っているようだ。とにかく現場に行きたがる。死んだ獣の匂いがするのだろうか。
P1020654P1020655 



現場東側からとじょんのびから。
 死骸は左の家の前中央線よりに倒れていた。車両の破片は死骸より西、向こう側に飛び散っていたのだが、車は奥へ走り去り、綾部方面から来た車が当たったと予想しているのだが、、、。

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鹿事故 4/5

2014-04-05 | 日記・エッセイ・コラム

2014.4.5(土)曇り

 昨日早朝にじょんのびの駐車場入口方面から飛び出した鹿が軽トラにはねられたそうだ。そんなにきつくあたっていないようで、鹿は村田の方にフラフラと逃げていったそうである。
 今朝はじょんと遺体捜索に当たる。少しの衝撃でも死んでしまうケースがままあるからだ。田んぼの方には見当たらないので、山側も捜索するが見つからなかった。P1020649
 


山んなかに転がっていないかなあ
 先月も猪があたったという事件があったが、隣家の池の中で死んでいたのはその猪かも知れない。当たった車には申し訳ないが、連日悩まされている獣がこうやって死んでいくのは溜飲の思いである。
 こんな記事を書いている矢先に我が家の下でドンッと大きな音がする。ありゃあまた獣がはねられたと思って表を見るが、暗くて解らない。5分ほどして上の方へ走り去る車のテールライトが見えた。ということは人も車も大丈夫ということだ。
 通行する車を待っていると、ライトの中に大きな黒い影が映って、車は大きく迂回している。鹿か猪か解らないが遺体は道の中央付近に転がっている。直線道路でスピードの出るところだから、変に乗り上げると大事故になる可能性もある。駐在所に電話すると、すぐに来られて付近を捜索しておられる。かなり車の破片とか落ちているみたいだ。結構衝撃があったみたいだ。風呂上がりのパジャマ姿なので高みの見物とさせていただいた。P1020652

パトカーのライトに照らし出された死骸、多分鹿だろう。

【作業日誌 4/5】
じてんちゃ小屋基礎造り
草引き、薪割り

【今日のじょん】本文に登場なのでお休み。

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地方のHC事情 4/4

2014-04-04 | DIY

2014.4.4(金)雨

 我が町にもホームセンターはいくつかあり、今日に至るまで大変お世話になっている。大手の3店があるのだが、それぞれに特徴があって、それなりに使い分けている状況だ。工具ならここ、木材ならここ、農業資材ならここというような使い分けもあるが、個々の製品によってこの店が一番安いというようなものもある。
 ところが概してどの店も品揃えが中途半端だというのが難点である。例えばソーチエンを研ぐゲージなど簡単な携帯用が欲しかったのだけどどこにも無い。結局本格的なゲージを高いお金をはたいて購入し、使い勝手が悪く一度も使っていない。じっかんさんが町のホームセンターなら売ってるでてんで、数百円で買ってきてもらって大活躍している。
 屋根材なんてのもどこにも置いてない。アスファルトシングルやケラバなんてDIYの必需品なのに置いてるとこは無い。取り寄せで購入することは出来るのだが、とんでもない値段になる。やむなくアスファルトシングルはネット通販で購入し、ケラバは大都市近郊のホームセンターで数百円で買ってきてもらった。
 ネット通販は品数もあり、値段も安いのを選べる利点もあるが、現物が見られないことや送料が高く付くことが難点である。
 先般もホールダウン金物(柱を固定する金具)がどこにもなくて、某大手通販で購入したのだが、値段的にも送料の面でも満足のいく買い物だった。恐ろしく分厚いカタログが送られてきて、これで無い物は無いと思った矢先、セパレータ(コンクリート枠形を固定する金具)を購入しようと探したら扱っていなかった。ホームセンター2店を廻ったが、「それなんですか?」と言われて意気消沈。福知山の某HCには置いてあることは知っているのだが、時間も無くて行くこともかなわない。
 チエンソーのパージポンプだってそうだ。ホームセンターに取り寄せたら1,800円っていわれた。通販なら送料込みで800円だぜ。
 とにかく地方のHCは中途半端でいけない。各店独自性を出して、例えば農業林業機材、木工工作関係、土木建築関係など専門的に置いてくれればいいんだけど、市場がしれてるだけにそうもいかないのだろう。
 ならば専門店の建築資材店、農業機械店などを利用すればいいのだが、広範囲に少しずつ必要なものがあるアマチュアにとっては、実に利用のしにくい専門店なのである。

【作業日誌 4/4】
低温が予想されている、ジャガイモの芽が出ているので保温する。地元のプロは今頃種芋を植え付けている。なるほど。

【今日のじょん】レンギョウが満開、じょん桜が八部咲きってところか。じょんが2歳の時買った桜が随分大きくなった。もう6歳だもんね。P1020643

 

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穴虫考(38) 小田宿野穴虫(1) 4/3

2014-04-03 | 地名・山名考

2014.4.3(木)曇り

 穴虫を求めて小田宿野(おだしゅくの・宮津市)を訪れたのは昨年の12月である。宮津の市街地から府道を走りながら、酒屋とか新聞店とかを探す。道を聞くには最も聞きやすいのだ。特別寒い日だったので道を歩いている人は誰も居ない。府道が越浜(おっぱま)に向うべく直角に北に曲がる手前に酒店があった。昔ながらの酒店のようだが穴虫の位置は解らなかった。
 郵便配達の人に聞いたがやはり解らなかった。これで穴虫と言うところは人が住んでいないところだと解る。
 穴虫探しが主目的でなかったのでここで引き返すことにして、栗田の交番に寄ってみる。生憎巡回中で不在だったのだが、おられても住宅地図を見るぐらいで、結局わからないと思う。
P1010983
 

越浜に抜ける切り通し、ここが穴虫かなあと予測したが違っていた。
 そのうち市役所でも行って調べてみようと思っていたのだが、穴虫パターンを発見して、様相が変わってきた。穴虫パターンとは穴虫→穴地形の谷→葬地というわたしの仮説なのだが、このパターンで穴虫を探して、実際に存在すれば仮説が説になってくる。
 栗田半島の東に無双ヶ鼻という顕著な岬がある。ずいぶんたいそうな名前が付いているなあというぐらいしか感じていなかった。「天橋立をめぐる謎」(今澤美喜雄著)に伝説らしきものがあったかなあというぐらいで、特段気にも留めなかった。
 ところが無双(むそう)は無所(むしょ)のことではないかと気がついて、大変なことになってきた。
 地名辞典で周辺の地名を見ると、無双道、無双深谷、無双休場とある。
穴虫の近くは穴虫ヶ谷というのがあり、穴虫と無双が関連していれば穴虫パターン説も信憑性を帯びてくるのだが、こればっかりは現地で調べなければ解らないことである。つづく

【作業日誌 4/3】
じてんちゃ小屋、基礎造り
草引き、薪割り

【今日のじょん】今日は藤井豆腐さんの配達日だ。週に2回上林に配達に来られて我が家では木曜日に豆腐をいただいている。この豆腐を食べるようになって、スーパーで売ってる豆腐は食べられなくなった。変な話だが、豆腐の味のする豆腐なのだ。それがまた、マスコミで騒がれるような店でなく、ごく普通の店であることが嬉しい。
 ところがじょんは配達のお兄さんに妙に吠えるのだ。とても優しいお兄さんで、犬嫌いでも無さそうなんだけど不思議やなあ。P1020642

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じてんちゃ小屋奮戦記(1) 4/2

2014-04-02 | DIY

2014.4.2(水)晴れ

 良い天気が続いて野外作業には絶好の季節となってきた。作業日誌には書いていないけど朝には1時間芝生の草むしりをすることにしている。焼け石に水という感じなのだが、何もしないでいるととんでもないことになる。それにしても芝の大敵はイタドリ、スギナ、クローバー、タンポポなどと思っていたが、最終的にはイネ科の一年草であることが解る。繁殖力、成長力で圧倒的に上回り、放っておくと芝を駆逐してしまう。この春は2㎡ほどを植え替える予定していたが残念ながら秋に延期とする。雑草引きと水やりがとても出来そうにないからだ。
 さてじてんちゃ小屋の建築だが、今までの木小屋やガーデンシェッドのように行き当たりばったり工法でなくて、ある程度しっかり設計、記録しておこうと思っている。それは今後の玄関前室、石窯小屋を立てる際の参考というか実験台にするためだ。今までのように記憶だけで次に活かせるということが困難になってきたこともある。
 消費税云々ということもあって、材料の購入を先行したがこれ以上置く場所も無いので、基礎造りから始める。
 本来は水盛り、遣り方から始めるのだろうけど、これが苦手なのである。ウッドデッキの時見よう見まねでやったが、どの地点でも水平なところの無い斜面で、水糸を張るのは困難を極め、ようやく張った糸も作業の度にずれたり切れたり何の役にも立たなかった。今回も南と西に傾いた斜面なので難しさが残るのだが、建物なので手を抜くわけにいかない。
 とりあえず、根切りという溝掘りから始める。当初予定の高さにするべく掘っていくと、本来土中になるフーチングといわれる基礎の土台部分が、西の方ではすべて地面から出てしまう。予想以上の傾斜があるためだ。
 最低地面程度にすべきかと思い堀なおすと、東部分ではブロックの頭が数センチ出るだけになってしまった。
P1020635_2
 

当初の高さでは、手前ではこんなに高くなってしまう。
 次の問題は、基礎を如何に四角にするかだ。単純なことだがこれって結構難しいのだ。適当にやると必ず菱形になる。つづく

【作業日誌 4/2】
上記内容の他、薪割り
自転車ブレーキワイヤ修理

【今日のじょん】3月28日に紹介した堤防沿いのスイセンの花がすっかり無くなっている。ありゃあ、川の鹿もスイセンが食べられることに気づいたかなと思い近寄ってよく見る。はさみの切り口で花の茎だけ切り取られているので、作った方が切り取って持ち帰られたようだ。よかった。P1020614

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穴虫考(37) 多賀穴虫 4/1

2014-04-02 | 地名・山名考

2014.4.1(火)快晴

 多賀穴虫は綴喜郡井手町にある。青地名を探していて、城陽市の青谷梅林に気づき地図を繰っていて見つけた地名である。国土地理院の地図には表れていないがグーグルの地図で見るとはっきり穴虫の位置が示されている。青谷の一つ南の南谷川のJR奈良線の東を南に入る支流沿いにある。青谷梅林は数十年前に訪れたことがあるが、もちろんこの地は未訪である。なぜこの穴虫を取り上げたかというと、実に見事に穴虫パターンとなっているからだ。
 南谷川からこの支流(現在、名前が分からない)を遡ると、高橋、蛇谷(へびたに)、穴虫となる。谷沿いの道が無くなった辺りから山稜近くまでの谷の周囲が穴虫となっている。この部分が穴地形となっているが、道は両脇の尾根上にあるようで、谷を遡れるか否かは不明である。
 問題は谷のツメで、そこは112.4m三角点の三味山となっている。小字一覧でも地図上にも三味山と書かれているのだが、小字一覧にはサンマイヤマと仮名が打ってある。やはり本来は三昧山と書かれるべき地名だろう。三昧は葬地、墓地を表し、特に両墓制で言うところの埋め墓を指すことが多い。
 この穴虫の西の尾根に道があり、その取り付きが粟岡(あわおか)という。粟は青の可能性があり、大変気になる地名である。三味山には穴虫の東の尾根からも、南の井手図書館のところからも道路があり、簡単に行けそうだ。
 ぜひいつか行ってみたいのだが、なにせ遠いところなのでなかなか行けそうにない。つづく

【作業日誌 4/1】
薪集め(鳥垣)P1020630

鳥垣6号墳(鳥垣塚ヶ谷)

自転車小屋基礎づくり
P1020635
問題多く、一向に進まない

薪割り

【今日のじょん】夕べも異様に吠えたのだが、ピョーという鳴き声がしたのでいつものように鹿かなと思っていた。朝になって様子を見るがさしたる害は無い。午後になってふと谷を見ると、下の部分を猪が掘りまくっている。これでは生き残ったワサビが台無しだ。いやはや鹿うつ、猪うつ、阪神うつになりそうだ。P1020633
P1020627 ワサビは猪害で台無し、隣地は鹿糞だらけ、トホホ 

 

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穴虫考(36) 北ノ庄穴虫-2 3/31 

2014-04-01 | 地名・山名考

2014.3.31(月)晴れ 北ノ庄穴虫-1は2014.3.25

 綾部市青野町について調べてきたら、やはり青野という地名は古代以降の葬地、墓地である可能性が高い。亀岡市穴虫周辺でそれらしい地名を探すと、既に紹介した捨谷、菖蒲谷がある。これはいずれも千々川上流、神前(こうざき)の青野の近隣である。捨谷(すてだに)菖蒲谷は墓地、葬地の名称として様々な書物でも紹介されているものだが、捨谷はともかく菖蒲谷がなぜそうなのか今のところ解らない。
 いずれにしても北ノ庄穴虫の上流、神前の青野周辺が古代以降の葬地である可能性は高いと言える。
 穴虫にある岩城神社の岩城というのが岩で囲いをした墳墓というのも(日本の地名)気にかかるところである。
 そして各地の穴虫を再度見直した場合、北ノ庄穴虫と同様の配置パターンがあることに気づいた。
P1060780
 

穴虫遠望(稜線が下がった谷のところ)穴虫は広い範囲で考えないとそのなんたるかが見えてこないのではないか。
 つまり、①穴虫ー②穴地形の谷、道路ー③葬地といったパターンが見られるのである。このパターンを穴虫パターンと名付け、個々の穴虫について検証することとしよう。また、穴虫について位置が確定出来ていないものについて、地形図等からこのパターンで予測をして探していきたい。もし予測した場所が真に穴虫であったなら、このパターンは一種の法則的な意義を持つこととなろう。
 例えば北ノ庄穴虫の場合、①には神社があり、②には谷のツメが峠となっており、③は埋め墓のように遺体を埋葬、安置したケースとなるが、穴虫パターンの典型のように思っている。つづく

【作業日誌 3/31】
自転車小屋設計、基礎を作るには設計が無いと始まらない。設計たって設計図書くわけで無し、手持ちの材料に合わせて寸法を決めるだけだ。

【今日のじょん】ゆきちゃん事件
いつものように堤防に散歩に出ると、遠くに犬のようなものがトコトコ歩いている。はぐれ猟犬なんかだったら大変と思い、じょんを安全な家に戻す。リードをポケットに入れて堤防に引き返す。あの色といい、トコトコ具合といい、ゆきちゃんのような気がするのだ。メーパパは入院して10日以上たっている、ゆきちゃんは青井さんとこに預けられていると聞いていたので、ちょっと信じられない距離なんだけど、元々放浪犬のゆきならあり得ると思い追いかける。福井さんとこの倉庫に向かったと思ったらすぐに帰ってきた。「ゆき」っと呼んだら凄く安心したような顔になって近づいてきた。連れ帰って水と食事をあげる。かみさんが電話してすぐに青井さんがとんできた。ゆきがもっと嬉しそうな表情をしたのを見逃さなかった。P1020624


 

 

 

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