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ヨウシュヤマゴボウは日本に広く分布するいわゆる雑草の一つで成長も早く、大きなものは2mにもなる。ぶどうに似ているので『ようしゅやまぶどう』と思い込んで育った人も多いかもしれないが、漢字を当てると『洋種山牛蒡』となる。また、実が熟すと紫になるが、その汁は染料として使われたことがある位で手に付くとなかなか落ちない。
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洋種という位でアメリカ原産の帰化植物、今は藪や野原にススキやクズと同じようにかなりはびこっている。気を付けなければならないのが、毒を持っていること。実はそれほど毒性が強いわけではないが、アルカロイド系でケシなどの毒と同じ種類。ブルーベリーと間違えて中毒を起こした例もあるようである。これから10月位にかけて実るので御用心。
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また、食用になる日本の山牛蒡はキク科に対し、この植物はヤマゴボウ科で全く異なる植物、因みに根が毒性が最も強い。