hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

学士会館と梅もとの立食いそば

2013-09-06 06:44:08 | 日記

仕事で最近は神田方面に行くことが多い。今日は竹橋から小川町方面に用事があり、久々に学士会館の前を通過。そういえば、この辺りは学校関連の建物が幾つかある。如水会館の前を通るが、ここは一橋大学卒生のOB会館。そのまま歩くと共立講堂、よくフォークコンサートに行ったもの。そして学士会館。普通に考えると学士は大学さえ卒業すれば資格ありと思うが、これは全くの認識違いで、旧帝大(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州と台北・京城)の卒業生のOB会が横断的に組織されたものとか。どおりで私学出身の小生は友人の結婚式で訪れたことしかない。この建物は関東大震災前に学士会により、建築が決まっていたもの、結局、1928年ようやく完成した歴史あるもの。

そのまままっすぐ歩き、昔から通った古書店街方面に向かうと、懐かしい食堂が多数並ぶ神保町に到着。ちょうど昼時で何か昼飯をとは思ったが、列ができている人気のいもやの天丼やキッチン南海のカツカレーは諦め、クーラーの効いている梅もと(立食い蕎麦)に入店。自販機で天ぷら蕎麦(380円)を購入し、おばちゃんに注文。空いていたこともあり、すぐ出来る。天ぷらは相変わらず柔らかく、自家製ではなさそう。そばの量は少なめで大食漢は大盛りか、丼付きを注文した方がよさそうである。そんな陳腐な店だが、見かけるとつい吸い込まれるように入るのは、小生が生まれて始めて入った立食いそばの店だからである。今は13店しかないが、この業界では草分け、小生がこの店の存在を知ったのが、43年前地下鉄茗荷谷駅そばの女子アパート並びの店。(もちろん、今はない)当時は立食い蕎麦だけでなく、稲荷寿司の販売もやっており、親が共稼ぎの旧友がよく遠足の時買っていた。立食いそばを初めて食べたのはそれからしばらくたった40年前、甘辛い味も天ぷらがつゆを吸うので熱いうちに急いで食べないとそばとふやけた天ぷらだけが、丼に残されるのも今と同じ。歴史が長い(創業1961年)割に発展してないのもうなずける、けれど、思い切って大人の仲間入りをしたつもりで立食いそばを注文したこの店のこのつゆや天ぷらが懐かしいことには変わりない。人にオススメする店ではないかもしれないが、生タマゴ無料サービスの日もあるので、いくなら確か月曜日が狙い目か。今日は結局、立食いそばの番外編となってしまった。