hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

竹ノ塚駅

2013-10-04 06:46:01 | 日記

日本の地名は難しい。今日は仕事で東武スカイツリー線の竹ノ塚駅におりたが、この街は足立区でも名だたるベッドタウンで駅前にも団地がそびえている。この街に来たのはまだ、2回目だが、前回に気がついたのは東武スカイツリー(元の東武伊勢崎)線の駅は竹ノ塚駅と表記されているが、住居表示は『竹の塚』となっているミスマッチ。決定的だったのはトイレのポスター、内容はともかく、竹ノ塚駅長と竹の塚署長の名前が並んで書いてある。
調べてみると元々は武蔵國足立郡竹塚村が起源、当時無数の古墳と竹が周囲にあったことから付けられた名前らしい。その跡が今は大規模団地になっているのだが。


明治初期の市制移行の際には東京府南足立郡淵江村となって竹塚の名前がなくなった。その後、昭和6年に足立区ができた際に竹塚町として復活。更に、昭和41年住居表示が『竹の塚』に定められた際に読み方も『たけのつか』と決められたもの。

しかし、中々統一されず、公的な施設(学校、役所、公園など)は『竹の塚』になったが、駅や予備校、教習所などは『竹ノ塚』、駅のアナウンスも『たけのづか』のままである。(表記はたけのつか)まあ、実生活には何の支障もないが、どちらでもいいことかもしれない。ただ、もう半世紀前に字も読み方も決めたのに中々定着しないものである。

同じような例は結構ある。例えば、某銀行の東京駅近くの店も未だに『丸之内支店』『丸の内中央支店』そしてそばを走るのは『東京メトロ丸ノ内線』と『の』の表記も三通りもあるが、誰も気がつかないのでは?曖昧なものを受け入れるこれも日本人の文化なのかもしれない。