hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

江戸川公園

2013-10-23 06:32:26 | 日記

最近、仕事で江戸川橋に来る機会が増えた。小学6年から15年間隣の護国寺駅近くに住んでいたため、懐かしい場所である。東京が詳しくない人に江戸川橋は江戸川区にあるのではと言われたことがあったが、文京区と新宿区の境に近い場所で周囲には聖カテドラル教会や鳩山御殿、椿山荘、永青文庫など由緒正しい施設が目白押しである。ただ、これは全て文京区側の話。新宿区側には地蔵通り商店街と出版社や印刷会社が多い下町風の場所である。


江戸川橋の語源だが、古くは20系統の都電の始発停留所で(1971年廃止)主に不忍通りを神田須田町まで延々と走っていた。その時の停留所の名前で昔は神田川の中流部分を江戸川と呼んだため、橋も江戸川橋となったらしい。
前置きが長くなったが、久々に江戸川公園を歩く。江戸川公園は神田川沿いに続く細長い公園で入口には大きな石碑がある。園路は二手に分かれているが、川沿いを歩く。241本のソメイヨシノが植えられ、地元では有名な桜の名所。

途中に『大井玄洞』という江戸時代にこの地の護岸工事を行った人の石碑や松尾芭蕉も関与した神田上水の大洗堰の石碑が建っている。この堰で取水した名残が周辺の地名となり、今もこの辺りを『関口』という。秋のしかも紅葉もしていない平日の午後だが、周辺の学生なども通るため、意外に人通りも多く、ベンチで一休みするお年寄りも目につく。中には気持ち良く寝ている人もあるくらい。

そのまま川に沿って歩くと約10分ほどであっさり出口となり、道がやや細くなる。その先には椿山荘の冠木門、さらに行くと新江戸川公園、永青文庫と続く。次は是非、桜の頃に来たいものだ。(最後の写真は江戸川公園の桜)