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鉄道シリーズ その7。鉄道の日は、10月14日と定められている。これは明治5年10月14日(新暦)に新橋~横浜間に鉄道が開通したことを記念したもので、日比谷公園など各地で色々なイベントが開催される。また、今の鉄道の日(当時は鉄道記念日)は制定されたのは鉄道50周年の翌年の1922年と古く、1994年からJRだけでなく、全ての鉄道を対象とした『鉄道の日』に変更された。また、2007年には今の鉄道博物館が開業している。ところで明治の開業時には今の新橋駅や横浜駅とは少し離れたところに駅というか、当時の停車場があったことを知る人は少ないのではないだろうか。
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まず、新橋駅だが、元の駅は少し離れた汐留にあり、1914年の東京駅開業までは東海道本線の起点であった。また、その少し前に山手線の駅として1909年に開業した烏森駅が今の新橋駅で1914年以降は烏森駅が新橋駅に、旧新橋駅が汐留駅となり、後者は荷物専用の駅となった。その後、汐留地区の再開発に際し、旧新橋停車場が発掘され、今は当時の建物が再現されて展示室となっているのは前にこのブログでご紹介した。
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一方、横浜駅(停車場)は、今の桜木町あたりにあった。(因みに今の横浜駅辺りはまだ海だった)しかし、その後、1877年に国府津まで東海道本線が延伸すると一旦左手に折れて旧横浜駅に入り、反転して国府津を目指すという遠回りをしなくてはならなかった。そのため、1898年にこのスイッチバックをしなくて済むように横浜以西に行く優等列車は神奈川駅に(上りは保土ヶ谷駅)停車するように変更。その後、1901年には今の横浜駅西口近くに平沼駅が開業、さらに地下鉄高島町駅そばに横浜駅(二代)を開設した。しかし、関東大震災で横浜は大打撃を受け、駅舎も全焼。仮駅舎は建てられたが、1928年に平沼駅そばの今の場所に三代目横浜駅が開業している。かなり、紆余曲折があった訳だが、横浜駅が元々の横浜の中心部である桜木町や関内などから離れている訳はそうした経緯によるものらしい。
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また、開業時の錦絵に直ぐ海の端を走る汽車が描かれているが、これは海岸を埋め立てし、さらに盛土を施してその上に線路を敷き、汽車が走ったためである。しかし、その後どんどん埋め立てられ現在では東京~横浜間の車窓から殆ど海が見えなくなってしまっている。できない相談だが、タイムマシンでも使って海沿いを走る東海道本線の岡蒸気に乗ってみたい気がする。
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