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鉄道シリーズ その6。10月14日は鉄道記念日だが、その直前の10月10日に多摩動物公園駅前に京王レールランドがオープンした。これも京王電鉄100周年記念の事業らしい。
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日本は鉄道大国のためか、日本各地に鉄道の記念館や施設が多いが、今まで約半世紀、幼稚園児のころに青梅鉄道公園に魅せられて以来、北海道から九州まで色々な施設を回って来た。今回より、北から順に幾つかの場所をご紹介していくこととしたい。これには廃線となった路線を偲ぶもの、廃線を活用して車両を動かしているもの、活躍した機関車や気動車を展示したもの、また、大規模なものからNPOが頑張って支えている小規模なものまで色々ある。
第一弾は最も北にある(と勝手に思っている)『トロッコ王国 美深』、これは1985年に廃止された美幸線(美深~仁宇布、21.2キロ)の先端部分を使って、保線工事用エンジン付きトロッコを運転できる施設。1993年に開業、地元のNPO法人が運営している。
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因みに美幸線は建設時には北見枝幸まで延伸が計画されており、起点の美深の『美』と終点の北見枝幸の『幸』を取って名付けられたもの、当初から乗客が少なく、延伸が果たされることはなかった。そして、1981年に廃止対象の第一次特定地方交通路線に指定され、一時は逆に最も営業係数の悪い路線として当時銀座でPRし、有名にはなったが、廃止は免れられず、小生も乗ることができなかった路線の一つ。
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仁宇布駅は美深から21.2キロ山に向かった方にあり、よくこんな所を終点にしたなと思うほど山の中。もちろん携帯電話もつかえず。2007年夏に訪れた際も長袖のジャンバーを着なければ寒いほど。到着時に入国料(当時は1人1300円)を払い順番待ちをする。言っては悪いが、こんなところにも来る客が他にいたこと自体驚き。待つ間に昔からの色々揃ったスタンプを押したり、記念の切符を購入したりして、自然に気分は高揚する。
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そして順番がきて、乗ったトロッコは四人乗り、2人で乗るが、人力でなくエンジン付きのため、少々燃油の匂いがするが、楽チン。北海道の雄大原生林の中を真っ直ぐな約5キロ線路は続き、20キロが最高速度のトロッコでも往復45分程度かかり、かなり長く乗ることができる。本物のJR線の線路を自分で運転する機会など滅多になく、鉄道ファンなら是非行きたいポイント。それにしても、これだけ雪深い中、施設を守っている職員の皆様に心から感謝‼︎
また、折角ここまで足を運んだならば、音威子府駅に併設されている天北線資料館を覗かれることをぜひお勧めしたい。
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次は三笠鉄道村をご紹介する。