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今度、焼き鳥で一杯行こう、というのは、寒くなってくると左党がよく使う挨拶。だが、単調に同じ材料を調理したもので飲み続けるなんて理解できないと日頃から言っていたMくんが宗旨替えをしましたというほどの店。
場所は浜町駅と人形町駅の中間、久松警察の向かいを曲がったあたりに店がある。座ってまず『白レバーのたたき』『ささみの塩ポン』を注文、ビールで乾杯。特にこの白レバーは浅く火を通して醤油ダレを掛け、白髪葱を振ったものだが、これは絶品。ちょうど良い火の通りで臭みなんて言うのがおこがましいほど美味い。
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ついで焼き物10本セットを頼むが、いずれも特色のある串ばかり。『みさき』はいわゆるぼんじりに2つずつついている脂の部分のみを分けて串に刺したもの。口の中に広がる鷄の脂肪が上品。『ソリレス』はももの付け根の身、弾力があり、食べ応えあり。『さえずり』は食道、コリコリ感がいい。『ホルモン』これもあまり経験のない食感。『腎臓』内臓らしい逸品。他にも分からない部位は続くが、塩は勿論、タレも辛口で酒が進みすぎ。
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酒も種類が多いだけでなく、獺祭・蒼空・大那・〆張鶴などなかなかのラインナップ。始めは辛口の『綿屋』、ついで旨口の『秋鹿』コントラストがいい。一番気にいったのは最後に頼んだ『羽前白梅』。初見の酒だが、さらっとした中に香り立つ美味い酒。
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その後、『鷄皮ポン酢』『豆腐味噌漬け』を注文。鷄皮は焼いた皮が香ばしく、豆腐味噌漬けは味も変わり、とにかく酒がさらに進みすぎてしまう。最後に頼んだ『鷄スープ』も濃厚でそのコク、味とも癖になりそう。全体に酒に合うように作られた味付けで焼き鳥以外にもメニューは豊富。焼酎は飲まなかったが、こちらもなかなか揃っている。そして気がつけばカウンターだけの店は満員。必ず、予約が必要だ。
丈参
中央区日本橋人形町2ー25ー11
0336391129