日本橋町巡りシリーズ その3。今回は日本橋大伝馬町。北を小伝馬町、南を富沢町、西を本町、東を横山町に挟まれている。また、南北方向は真ん中に人形町通りが貫き、横はえびす通りと大伝馬本町通りの2本の通りが走っている概ね長方形の地形。
地名の由来は公用伝馬の供給に携わる人が多く住み、馬込家が名主を務めていたことによる。日光・奥州街道が通り、江戸時代にはさらなる賑わいを見せていた。特に旧2丁目は通旅籠町と言われ、日光東照宮の祭礼に派遣された勅使がここに宿泊した。しかし、都電が廃止され、地下鉄日比谷線が開通すると駅のある小伝馬町にその中心は移った。
街を歩くと小規模なオフィスビルが並び問屋の本社や大阪の会社の東京支社が数多く並ぶ。本社があるのはCHOYA、ユアサ商事あたりで他に大きな建物としては東横イン、APAのビジネスホテルがここにもある。また、三菱UFJのビルもそびえている。
えびす通りはその名前の通り、寳田恵美須神社に面した通りで秋のべったら市には賑わいを見せるが、肝心の神社は隣の本町2丁目にある。昨年の秋のべったら市の際に小生も訪れたが、その人の数には驚いた。
町の古さは東京一のレベルで其の古さは京橋と争うほど。神田祭で筆頭氏子町内として山車を引いたこともあるほど。残念なのは古い街並みが殆どないこと。境の小伝馬町には沢山残っているのに。
