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消費税増税から1ヶ月半が過ぎて、このところのデフレの中でなかなか値上げをする機会がなかった街の食堂も流石に値上げする店が増えた。
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チェーン店は律儀に税率に近い分だけ引き上げている店が多いが、街の食堂はなかなかそうはいかないようである。
例えば昼飯をよく食べに行く中華料理店のS、消費税と同時では値上げのインパクトが強いと思ったのか、導入前の3月20日に値上げをした。従来800円のマーボー定食が850円に、厳密に考えると税前で761円が787円と3%の値上げをしたことになる。ただ、思惑通りには行かなかったようで繁盛店なのにランチタイムも3月は閑古鳥が鳴いていた。
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別の食堂は4月に入り、定食が1000円から1050円に値上がりした。しかし、この間後ろに座った人の会話を聞いて驚いた。『この店は良心的だな。税率が上がっても1050円のままだ。』なるほどそういうやり方もあるのか。明らかに税率以上引き上げても良くわからない人には維持しているように見えるし、しばらく経ったら常連客だって同じように考えるかもしれない。色々な知恵があるものである。
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ただ、日本人の国民性は面白い。我々の仕事でも消費税分だけの値引きは昨年度まではよくある話で、単に5%値引くだけだったが、今は逆に消費税分だけの値引きは困るのでそのままでいいと言われることが増えた。政府のキャンペーンは功を奏しているようだ。しかし、交通費の精算の計算が面倒になったのと昼飯の会計の際にやたら五円玉や一円玉が増えたのには閉口している。