GWの白い花二題。まずはナンジャモンジャについて。実はナンジャモンジャとは見慣れない立派な植物を指す地元の人が指す愛称で特定の植物ではないが、よくヒトツバタコのことを指す。
ちょうどこの季節に真っ白な少し長細い小さな花を沢山つける。深大寺の境内や井の頭公園駅そばにもあり、樹木の高さは20mにも達する。花は木全体を覆うように咲くため桜のように木が真っ白くなる。ちょうど今は深大寺の境内のものが満開で後ろの紅葉の茶色とコントラストとなり、美しい。
もう一つはハンカチノキ。あまり、聞いたことはないかもしれないが、花が咲く時期にそばに行くと誰でもその名の起源がすぐわかる。
ハンカチノキは中国四川省原産の樹木で一科一種の珍しい植物。そのため、四川省原産ということもあり、植物のパンダと呼ばれることもある。
ちょうど今頃、白い花苞がまるでハンカチのように垂れ下がり、木にハンカチを括ったように見えるところからその名が付いた。神代植物公園にも中国から寄贈されたものが大きくなって、沢山の白いハンカチが風にそよぐ姿は素晴らしい。
皐月の風に誘われて散歩をすると珍しい花に出会える楽しい季節である。