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ふとネットを見ていて中華料理の名店『竹盧山房』が12月14日で閉店するという記事を偶然見つけた。1987年創業のオーナーシェフ山本豊さんのお店で吉祥寺では一番の中華料理店であることは間違いないと私は思っている。今から6年前のブログで一度だけ書いたことがあるが、その後も家族でよく行く店の一つであり、かつては母親もよく連れて行った。
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最近はいつも混んでいてなかなか予約が取れなかったのだが、ご家族の体調が悪く閉店される由、もう一度行きたいと取り敢えず予約が取れたランチに行く。
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いつもはアラカルトに頼むが、今日は3800円のコースをオーダー。店はほぼ満員である。
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ビールを1本飲みながら待つとスタートは『小さなオードブルの盛り合わせ』、クラゲ、サンマのエスカベーシュ、煮凝り、チャーシュー、野菜の酢漬け、変わり豆腐。いずれも丁寧に作られていて美味しい。
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『ユリ根と小海老の塩味煮』、甘いユリ根と塩味の金華ハム、ユリのつぼみがバランスよく小海老を包み込む。
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『アワビ茸のオイスター煮』、青梗菜ににた小さな白菜が添えてあるが、濃厚なスープにつけて食べると何とも美味い。たまらず紹興酒もオーダーしてしまう。それにしてもアワビ茸のまるでアワビのような食感も楽しめる。
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『家常豆腐』、厚揚げと沖縄豚、椎茸、筍の辛口なうま煮。しっかりボリュームがあり、辛味が味を引き締めている。
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『五穀かゆ』『春菊と鶏肉のスープ』、優しい味のお粥は小豆がしっかりと主張している。この店の白湯スープは絶妙な味付けである。ホロホロと崩れる鶏肉。私の好みでない野菜の春菊だが、このスープには春菊なしでは成立しないと思うほど良いバランスであった。
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これだけ頂いても胃がもたれることもなく、老若男女万人に好まれ、化学調味料を一切使わず、まさに医食同源て思わせる。これが最後かと思うと誠に残念無念である。
デザートに杏仁豆腐をサラッと頂き、ご馳走様。機会が有れば来月までにはもう一度行きたいお店である。その時食べたいメニューは山ほどあって困るかもしれないが。
竹盧山房
武蔵野市吉祥寺本町2ー21ー8
0422233363