hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

違う名前でも近い駅①

2020-10-15 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その281。名前は違うし、鉄道会社も違うのに近い駅というのは結構多い。特に地下鉄は駅間が短く、網の目のように走っているため、最近は乗換を認めているものすらある。水天宮前(東京メトロ半蔵門線)〜人形町(同 日比谷線外)、築地(同 日比谷線)〜新富町(同 有楽町線)、銀座一丁目(同 有楽町線)〜銀座(同 銀座線外)、虎ノ門(同 銀座線)〜虎ノ門ヒルズ(日比谷線)、淡路町(同 丸の内線)〜新お茶の水(同 千代田線)〜小川町(都営新宿線)などきりがない。

さらに地下鉄と他の線も明治神宮前(東京メトロ千代田線)〜原宿(JR山手線)、大門(都営浅草線)〜浜松町(JR山手線)、三田(都営三田線外)〜田町(JR山手線)、岩本町(都営新宿線)〜秋葉原(JR山手線外)、千駄ヶ谷(JR総武線)〜国立競技場(都営大江戸線)も多い。しかし、今回取り扱うのは地下鉄以外ですぐに乗り換えられる異なる名前の駅に触れてみたい。 

まず、行ったのは東武スカイツリー線牛田駅、北千住の一つ手前で足立区千住曙町にある。ホームに降りると出口の表示とともに『京成線のりかえ』と書かれている。反対側まで地下通路を歩き、改札口を出ると目の前に京成線京成関屋駅が出てくる。

こちらは橋上駅で京成線が東武線を見下ろす格好になっている。その先には墨堤通り、わたるとすぐに足立郵便局がある。牛田駅に戻る際に歩数を数えると改札口〜改札口で50歩あまり、近い。



なぜ、名前が違うのかというシンプルな質問だが、京成関屋駅は1931年、牛田駅は1932年とほぼ同じ頃に開業。当時はいかに浅草に乗り入れるかを東武と京成がしのぎを削っていた。京成は押上、東武は業平橋が始発であったのだが、結局、東武が浅草乗り入れを果たす。紆余曲折があり、京成は日暮里〜青砥を開通させたのだが、その際に開業したのが牛田駅である。



京成関屋の方はかつてこの辺りが『関屋の里』という景勝地であったたむや、牛田は江戸時代の牛田村からきているのである。


もう一つが常磐線と武蔵野線がクロスする新松戸駅、開業は1973年に武蔵野線の開業とともに開設された駅である。住所は松戸市幸谷である。

改札口を出てまっすぐ前に『幸谷』という大きな看板があるが、ここが流鉄幸谷駅。駅間は歩いて2分、しかし、流鉄の乗換駅は馬橋駅となっていて公式の乗換駅とはなっていない。駅はビルの1階がホーム、その上は住宅となっている。こちらの駅は1961年開業、こちらが先輩である。



ちょうど流山行き『さくら』号が入線したタイミング、元西武鉄道101系を改造、流鉄では最も新しい車両である。こちらも本当に目の前である。(以下、次回)