秋は実りの季節、八百屋に行っても柿や栗、梨、あけびなど色々な果物、言い換えると『実』がらなる季節でもある。花は萩やステルンベルギアなどあまり多くない季節だが、近所を歩くと色々な実を見つけることができる。
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最初の実、赤い小さな実だが、これは何だかわかるだろうか。これはバラの実である。花が美しいバラも花が終わると赤い実がみのり、ここから作られるのがローズヒップティーである。
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実を割り、種を除き、乾燥させると簡単にできるらしい。ネットで見るとちゃんと売買もされているのである。
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次の黒いムクロジのような実はサルスベリの実である。この実が熟すと6つに割れて中から羽のついた種がたくさん飛び出すのである。種が地面に落ちて発芽するものが多く、ちょっとした土がある地面からサルスベリの若木が育ち、ピンクの花を付けるのを見ることができる。
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緑の実をたくさん付けるのはネズミもち(
女貞)である。常緑の小高木であり、汚染物質に強いため、道路の緑化によく使われる。6月頃に白い小さな花をたくさん付けるが、秋口には実になり、緑から黒くなって熟す。この実を乾燥させると滋養強壮に効果があるとされる女貞子という漢方薬になるとのことである。
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この実は見覚えがあると思うが、オリーブである。オリーブは初夏に白い花をたくさん付ける。これだけのたくさんの花がつくのだからと思っていると秋口からたくさんの実がなる。最初は緑色の実がつき、これが赤っぽくなり、さらに黒くなっていく。
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オリーブの実を食べる時は緑色、種から油を絞る時は黒くなったものを使う。(以下、次回)