『切手シリーズ』その80。1961年10月2日に発行された花シリーズの10月の花はリンドウである。リンドウは漢字で書くと『竜胆』となる。この由来はリンドウの根は健胃薬として広く知られているが、その苦さが熊胆(くまのい)よりも苦いことからその名前がついた。熊本県と長野県では県花に指定していてこのために以下のとおり、この両県での切手の発行が多い。
1985年5月に国土緑化で熊本県で全国植樹祭が開催されたことを記念して、リンドウと阿蘇山、柿の木という図案の50円切手が発行されている。
その後の国土緑化では10面シートが発行されていてその中の1枚として2010年には神奈川県、2016年には長野県、2017年には富山県でもリンドウの図案が使われている。
1999年に熊本県で開催された第54回国民体育大会の図案は『ゴルフとリンドウ』、熊本県の県の花であるリンドウが50円の切手の左上に描かれている。
ふるさと切手では1990年4月に発行された47都道府県の花で熊本県,長野県の花として発行されている。
1999年7月は岩手県、2005年4月は長野県、2005年5月は山梨県、2005年6月は九州の花の中で熊本県の花として発行されている。
2008年6月には『ふるさとの花シリーズ』第1集の長野県の花として2種類が発行。
2009年7月には『ふるさとの花シリーズ』第4集の熊本県の花として1種類が発行。
リンドウは県の花となっている長野県、熊本県はもちろん、日本中で咲く花であることがよくわかる。