人形町発祥と言われる生駒軒、いわゆる町中華の店なのだが、1件だけとんかつ屋が親睦会の名簿にあるとブログで読んだ。因みに『とんかつ生駒』は生駒相互親睦会の名簿で最も古い梶原店→水天宮店(閉店)→とんかつ生駒の順番なので香盤が高いのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/11/8aff9db4189251a6b8fdd7b14b1c9f77.jpg?1603462353)
2回にわたり、兜町と人形町の店をブログに書いたが、せっかくだからととんかつ屋さんにもお邪魔した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/55/54b59887392c3b88985dc67ba7ec5d80.jpg?1603462370)
もう何年も来ていないが、お昼は中年サラリーマンで一杯になる。早めの到着も既に奥の座敷に4人、カウンターに1人と先客がいる。目の前のフライヤーにはカツが2枚ほど、私もロースカツ定食(1200円)を注文する。すると即座にご主人は油の中にカツを投入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/86/c03cddebe15ece8807c54b13894701ea.jpg?1603462389)
カウンターの中にはキャベツなど野菜が盛ってあるお皿が多数。すると4人、6人と団体が入ってくる。やはり早く頼むに限る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/43/11411bb62e21829145e7dd12a2e555b8.jpg?1603462403)
自分のカツが揚がるのを見ているのも楽しい。お客さんの注文を聞くと半数以上がロースカツ定食、残りはハンバーグカツやエビフライなどでヒレカツは少数派みたい。珍しく女性2人がカウンターに座ったが、やはりロースカツだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/0a/5328f52a82a2ec59a9477089cc6bd5f0.jpg?1603462415)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/a3/15c6eb696b480160162e675da6f0ec75.jpg?1603462415)
するとフロア担当の女性が味噌汁、ご飯、漬物を運び、もうすぐカツが揚がりますとのこと。目の前でご主人がザクザクという音を立てて私のロースカツを切り、直接渡してくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/3f/f89377bd105293073ac013d8622fa8fa.jpg?1603462434)
肉の大きさも皿一杯、これにとんかつソースと辛子をたっぷり、まずは肉からいただく。比較的淡い狐色のカツはジューシーで脂はよく乗っているが、意外にさっぱりいただける。また、嬉しいのは千切りキャベツがたっぷりあること。今回はソースでいただく。野菜の甘みがあり、肉と交互に食べると旨い。味噌汁はワカメと豆腐、主張はしないが、いい脇役である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5c/81a32d4df1ae206380c8cdf4af5e4141.jpg?1603462456)
ロースカツは両端が美味い、やはり脂の甘さが堪らない。すみっこぐらしの『とんかつ』は残されてしまったけど、私は楽しみに最後にとっておいて有終の美を飾る一口にする。久しぶりだったが、生駒軒のことなど忘れ、完食。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d1/e29320f8bc37ebbab065bcdcb0a8e683.jpg?1603462472)
12時になると店は満員、食後のろのろしていると店の人に退去をお願いされるほど。小舟町のサラリーマンには人気店である。ご馳走さまでした。
とんかつ生駒
中央区日本橋小舟町8ー11
0336613646