神戸のホテルを9時過ぎに出て、新大阪駅で荷物を預け、地下鉄で天王寺駅に向かう。1997年から5年半も大阪に暮らしていたが、その後の変貌ぶりには驚かされる。天王寺に来たのはあべのハルカスに登るためである。
それにしても大阪の地名は分かりにくい。『大阪』と『梅田』、『天王寺』と『阿倍野』、『なんば』と『千日前』いずれも少しずつ違うのかも知れないが、相方は阿倍野に行くのに天王寺でいいのかと聞かれる始末である。
あべのハルカスは天王寺駅直結、まずは16階まで上がり展望エレベーターの切符を買う。それほど人もおらず、スムーズ。展望エレベーターのチケットは1人1500円、計3000円だが、昨日のホテルでもらった地域共通クーポン2000円が活用できるから有難い。
展望エレベーターに乗ると真っ暗になり、壁側のガラスにイルミネーションが映る仕組みで見ているうちに60階300mの高さまで到着してしまう。
展望台は長方形で大変広く、階下に天王寺公園や四天王寺、通天閣などがよく見える。大阪城は探すのにあまりに小さく発見に苦労した。
(大阪城がみえますか?)↑
東西南北をぐるり回ると西側のベイエリアには観覧車やUSJと色々あるが、南側・東側は家が並ぶばかり、大阪には緑が少ないことを実感できた。
1フロア降りた59階はノベルティショップ、58階はカフェの隣に天空庭園があり、吹き抜けとなっていた。ベンチも整備されていて心地よい風を感じながらのんびりできるこうしたスペースは旅人にはありがたい。ここでしばらく休み、60階まで戻り、展望終了。(以下、最終回)