『鉄道シリーズ』その287。『会社も名前も違うけどすぐ近くの駅』第3回目。今回お邪魔したのは井の頭線下北沢駅で小田急線に乗り換えて3駅目、豪徳寺駅である。
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話はそれるが、都内近郊の駅の場合、各駅停車では何台も待たされることがある。例えば平日に下北沢駅で各駅停車で豪徳寺駅まで行くとすると13時台は6、17、26、37、46、57と6本しかなく、間隔は9〜11分、一方で成城学園前駅に行くのは21本もあるのである。このため、快速急行の停まる駅がどんどん増加するのである。
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私も例に漏れず、下北沢駅で9分待ち、3台(下北沢駅は2層のため)を見送り、ようやく豪徳寺駅に降り立つ。今は小田急線は複々線化しているため、ホームでは次から次に急行や快速急行が中央にある追い抜き線を脇目もふらずに行く。
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話を元に戻して、豪徳寺駅の改札口まで行くと『のりかえ 東急世田谷線』という看板があり、地図も載っている。しかし、実際には改札口を抜けると、目の前の道路の向こうには世田谷線の踏切が見える。
踏切の横には東急世田谷線『山下駅』がある。ここまで信号につかまらなければ1分半くらいで乗り換えられる。ただ、踏切が降りている時は下高井戸行きは待たなくてはならないが。(三軒茶屋行きは手前のホームから出るため、乗車は可能)
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実は東急世田谷線(元は玉川線)が開通したのが大正14年、一方、小田急線豪徳寺駅ができたのは昭和2年と3年後のことである。この為、小田急線が開通する際に盛り土をして橋をかけ、その上に線路を通していたのである。現在は高架にしているのだが。
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調べて見ると東京に残る2つのみの路面電車(都電、東急世田谷線)の駅と他の線の駅は名前が異なるが、至近であることは、他にもある。都電新庚申塚駅-都営地下鉄西巣鴨駅、都電鬼子母神前駅-東京メトロ雑司ヶ谷駅などである。
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