hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

秋の浄瑠璃寺〜GoTo関西旅行⑦

2020-11-23 05:00:00 | 旅行
旅も後半に入り、京都の古刹巡り。朝8時からハンドルを握り、南に向かう。高速道路も完備してきて鴨川東ICから阪神高速、京奈和自動車道を通ると木津川までは40分ほどで到着する。高速道路を降りるとニュータウンとなり、これを抜けると急に日本の原風景のような風景が広がり出す。曲がりくねった道をしばらく行くと浄瑠璃寺口、そのすぐ先にバス停があり、この脇の駐車場に車を停める。



駐車場から浄瑠璃寺までは程近く、農道のような道に土産物屋、店を開き始めているところで猫が一匹と思えば5匹くらいが飛び出してくる。



寺の入口に着いたのがちょうど9時。中に入ると特別拝観で国宝三重塔の初層を開扉しているとあるので左に曲がり、階段を登って拝観する。ただ、確かに開扉はしているが、中にいらっしゃる薬師如来像は暗くて残念ながら良く見えなかった。



西方浄土をイメージした本堂ももちろん4年前に来た時のまま、中に入ると国宝九品仏が並んでいるが、この景色は素晴らしい。

ただ、真ん中にいらっしゃる一際大きな中尊は現在補修中のため、ご不在でその代わりと言っては何だが、灌頂堂の本尊である大日如来像を見ることができた。

この仏像は普段は非公開で見た目は奈良円成寺の大日如来像に良く似ている。作は運慶の父である康慶ではないかと言われているが、小さな像ながら素晴らしいお姿を見ることができた。

また、そのお隣には限られた時期しか公開されない『吉祥天女像』(重文)が開扉されていてその厨子も素晴らしい彩色が施されている。初めて見るその柔らかい表情に見惚れてしまう。

初代1000円切手のデザインともなった像だが、やはりこの目で見るとまるで違った。他にも木造四天王像(国宝)、木造地蔵菩薩像(重文)など素晴らしい仏像にお参りすることができた。



本堂を出て池の周りを歩くと小さな石像も多くあり、また、紅葉の向こうに見える三重塔などを楽しんで浄瑠璃寺をあとにした。(以下、次回)