『立食そば』は東京にはたくさんある。富士そばや小諸そば、ゆで太郎のようなチェーンから個人経営の店まで様々な業態があり、特色があって面白い。しかし、やはり蕎麦文化圏なのか、うどんの立食いは珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/5b/cdc91bb54f00457a517341e2096d3223.jpg?1649053587)
しかし、浜町にあると聞きつけて早速お邪魔した。店の名前は『和太郎』、しかし大きな看板には『讃岐うどん』と大書きされたのみ。手の消毒をして店内に入ると学校の教室のように前向きの席が間隔を置いて設えられ、奥は立食いスペース。左側に釜があり、天ぷらなどがカウンターに並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/60/ca5333234fb6f35b884595c7b3bf88b9.jpg?1649053615)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/8a/d0a51ee49e4a2d048960710236e5dc0c.jpg?1649053615)
中に中年のおじさんが1人、『何にしますか?』と聞かれる。『かけの中』というと次は天ぷらチェック。玉子、鶏、野菜かき揚げ、コロッケ、かぼちゃ、芋、ゲソ、茄子、ちくわ、ごぼうなど。奥にはあるある生姜天、さらにイカを取って会計に。500円を払う。奥には揚げ玉がざるに乗っていて小さめのおたまがあり、『2杯まで』とある。これに倣い2杯投入、他にもオロシ生姜、ワサビ、胡麻などはかけ放題。さらに水を取って席に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3b/f0c712ed1df52f1a6933565daf37b8f1.jpg?1649053647)
うどんは細め、あまり腰が強くない稲庭うどんタイプ、喉越しがよく透明な関西風の出汁もいい。まずは生姜天から食べるが、細切りの紅生姜の味が程よく塩が効いていてうどんによく合う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/48/c15c60457aede37185cceb2112cab6ed.jpg?1649053674)
次いでイカ天ぷら、天ぷらはいずれもかすかに暖かい程度のため、あまり取りすぎてツユに入れるとヌルくなるから注意である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/b0/88e824909c7bb547016348389300531d.jpg?1649053696)
途中、2人連れが席を移動して向かい合わせにするとやんわり注意するほど、感染対策にはこだわっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/f4/a9ca9d082e8bf9185f36008865320d88.jpg?1649053736)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c8/989a200dcdc822ba14cfc1a5d89d7e97.jpg?1649053736)
それにしてもお客が帰るとアルコール消毒したり、まめなご主人のよう。店は古びているが好感が持てる。ご馳走さまでした。
和太郎
中央区東日本橋1ー1ー1
中央区東日本橋1ー1ー1