浅草橋駅周辺にはチェーン店でない立喰そばがまだまだ盛業中である。駅降りてすぐのガード下に3軒、ただ、本日お邪魔したのは5分ほど歩いたところになる。
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JR浅草橋駅西口が最も近いが降りて中山道と反対側に少し歩くと左手に神田川。左衛門橋を渡る。次の信号の先に青いテントに『立喰そばうどん』とのみ書いてある店が出てくる。店内にも名前を示すものは何もないが、グルメサイトによると『ふじた』という名前らしい。
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完全に立喰、つまり椅子はない。7人も入れば一杯の店で食券の券売機もない。中に入る親子とも思える女性2人いずれかに直接オーダー。私は最も高い『げそかきそば』(480円)をお願いする。
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すぐにビニールに一食ずつ入った茹でそばを湯で温め、奥の棚から取ったげそかきとネギを乗せ、ツユを注いでくれる。慌てて500円玉を渡し、お釣りをもらう。
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そばは茹でそば、やや色は濃いめで太めである。天ぷらは奥のコンロで揚げたて、カリっとしている。ツユはいわゆる東京風の真っ黒な色をしているが、意外にマイルドで美味い。高校生の頃に学校帰りにたまに寄っていた音羽にあったお店を思い起こす。
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『ツルツル』ではなく、『ずるずる』言わせながら麺を食べるが、意外に美味い。ノスタルジックの一言では片付けられない懐かしさの込み上げる店である。
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すぐに女性が1人、次に老人、近くで工事をしている若い男性が2人と急に混み出した。この2人は1人がコロッケそば+おにぎり、もう1人がかき揚げそば+おにぎり、つまり400+400+100×2=1000円なのに1000円札で20円お釣りを出し、お客さんが間違っていると言って20円を返すと言ったほのぼのとした場面もあった。
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ご馳走さまでした。皆に愛される路面の立喰そば、頑張ってもらいたい。
ふじた
中央区日本橋馬喰町2ー5ー9