『鉄道シリーズ』その213。明治5年、つまり1872年に日本最初の鉄道である新橋〜横浜が開通、今年で151年目となる。新橋駅の遺構や記念碑は歩いたことがあるが、横浜は初めて歩く。今の地名では新橋駅は汐留駅であり、横浜駅は桜木町駅となる。まずは横浜駅で根岸線に乗り換え、桜木町駅で下車。
現在の駅は1989年に横浜博覧会開催に合わせて新築されたもの。その後、2014年に西口広場、2020年に新南口、JR桜木町ビルなどが建設され、かなり雰囲気が変わった。
駅構内の階段やコインロッカーなどの背景にも昔の写真が使われていて思わず足を止める。また、南口改札口を出ると柱にはテーマを決めた色々な情報が書かれたギャラリーとなっていて、中には人形や模型も置かれていた。
『桜木町駅にやってきた鉄道車両』『追憶の野毛・桜木町駅』、開業以降走った車両や野毛・桜木町駅の位置の推移、ホームの様子など面白い。
『鉄道旅行の楽しみ』には時刻表や観光案内から桜木町駅で売られていたお茶や御弁当、弁当の売り子など。『鉄道が発信する文化』は鉄道ができたことにより発生した職業、鉄道がテーマの音楽や小説などが並んでいる。
『明治の横浜・鉄道路線案内』には明治時代の路線の地図に廃止になった横浜港線や東横浜駅などが載っていた。
他に『初代横浜駅と発着時の情景』『鉄道創業の地・桜木町駅』『日本産業を支えた横浜駅』『みなとみらい時層マップ』などの展示もある。
西口を出ると明治20年の初代横浜停車場の大きな写真もあった。(以下、次回)