hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

間々田宿①

2023-07-23 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を行く』その26。間々田宿①。はじめに訪れたのは乙女神社。4号線沿いに入口を示す案内板、曲がるとすぐに石鳥居。

そのまままっすぐに細い参道が続き、再び石鳥居。しかし、境内は広いが藪のようになっていて何故かブランコやジャングルジムなどの遊具が並ぶ。



その奥に小さめの拝殿、秋の子供達の相撲大会が有名らしい。歴史はあり、拝殿は鎌倉時代創建とのこと。



再び4号線に戻ると右手に立派な屋敷が見えてくる。小山市立車屋美術館、受付で話を聞くと美術館は企画展のみオープン。しかし、隣接する『小川家住宅』は100円支払えば中を見ることができるとのこと。

もちろん、100円を支払い中に入るが、管理しているおじさんが、少し待てばボランティアガイドが到着するとのこと。なんとその話を聞いた次の瞬間にガイドさん登場、70歳位のおじさんが懇切丁寧に説明してくれる。



全てを書くと長すぎるので短くするが、この建物は地元肥料問屋を手広く行なっていた小川家の母屋で鉄道開通までは思川近くにあり、水運を利用して商売していた。しかし、鉄道が通るとすぐに請願して間々田駅の土地建物を提供、駅を作り、陸運に変えた。



母屋は明治以前に宮大工が建てたものを川沿いから移築。釘を一本も使わず、屋久杉や北山杉、秋田杉と言った銘木を使い、細かい細工も驚くほど。2階に上がると真ん中の部分が突然の洋室。以前、皇室の方が宿泊したこともある。

客間から見える見事な庭は置かれた赤石は佐渡、大きな灯籠も自然石と外からはわからないように贅を尽くしていたのがわかる代物。全て説明が終わり(内部は撮影不可)、その周りを見終わるまでに1時間経過していた。

隣の美術館は米蔵、隣の倉庫は肥料蔵を改造したもので母屋も含めて小山市に寄贈された。とにかく、中に入って話を聞くとびっくりする。



入口の大きなモチノキも300年の樹齢とのことであった。(以下、次回)