hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

来福亭(再訪)〜人形町ランチグルメ

2023-07-08 05:00:00 | グルメ
人形町通りを歩き、甘酒横丁を曲がると老舗通りと私が勝手に付けた通りがある。喫茶去快生軒(創業1919年、喫茶店)来福亭(同1904年、洋食)玉ひで(同1760年、軍鶏鍋・現在建替中)小春軒(同1912年、洋食)が並んでいるのである。1番新しい快生軒でも100年を越えている。このようなシュチュエーションは京都なら分かるが、東京には中々ないと思われる。

来福亭の戸を開けるとラッキーなことに席が空いていたのでお邪魔することに決めた。前回はカツ丼を頂いたので今日は唯一のセットメニュー・オムライス+メンチカツ(1100円)をお願いした。



先客は1人、私と同じメニューを頼み、食べているところである。他にお客さんがまだいなかったこともあり、すぐにチキンライスを炒めるフライパンの音が聞こえた。



私が店に入ったのが1145だったが、立て続けににお客さん入店。外人1名を含め4人組、女性1人、男性2名。何しろ1階は4人席が2つしかないのですぐに埋まる。



5分とかからないうちにランチ到着。メンチカツは3つに切ってある。まずは千切りキャベツにソースを掛けて頂く。食べ終わるとすぐにオムライスにかかる。上からはトンカツソースがかかっている。

オムライスの上に目のようにグリーンピースが2つ、フォークで割りながら頂くが、これが熱い。中にみっちりと詰まったチキンライスには鶏肉がたっぷり、玉ねぎの甘みもいい。

メンチカツはまずは辛子のみで一口、しっかりと塩胡椒で味がついていて、肉の旨みが伝わってきて、十分旨い。さらに辛子とウスターソースを掛けて食べるのももちろん美味い。量的には少ないが、オムライスと共に頂くとちょうど良い。



何となくおばあちゃんの家で洋食を食べているような気になるお店。ゆっくりと味わっているうちに店はもう満員。気がつけばおじさんが相席している。ここ、よろしいですか?と座ってから聞かれた。もちろんいいのだが。都会の真ん中でも時がゆっくり流れる古民家のようなお店でした。ノスタルジックだけではなく、旨い洋食、ご馳走様でした。

なお、お隣の玉ひでの建物が取り壊したおかげで今なら『西洋料理 来福亭』と店の看板がはっきりと見ることができます。
来福亭
中央区日本橋人形町1ー17ー10
0336663895