hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

岳南電車④〜岳南原田駅はお蕎麦屋さん?

2024-05-28 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その242。岳南電車④、浅間古墳から神谷駅に戻る。時間が0940、次の吉原行きは0948、来る時は10分以上かかったので難しいかなとも思ったが早足で下り坂を急ぐ。駅到着は0947、何とか間に合う。





神谷駅には他に待つお客さんは一人、電車は正確に到着。今度の車両は赤い旧井の頭線3000系の車両、もちろん単行である。あまり乗客はおらず、のんびり車窓右手に広がる富士山を眺めていく。



岳南原田駅に到着したのが0957。かなり古い駅舎で本来は無人駅なのだが、駅舎の中にあるお蕎麦屋さん『めん太郎』。駅ナカの立ち食い蕎麦は珍しくないが、こちらは駅の待合室が蕎麦屋のテーブル。各テーブルにはお冷と七味唐辛子、割箸が用意されている。



今までにこのような作りはJR木次線亀嵩駅が蕎麦屋の委託駅になっていてお蕎麦を食べながら待ち合わせできるのと、天竜浜名湖鉄道の遠江一宮駅の『百々や』くらいのものだろう。



早速暖簾をくぐり、桜エビ天入りの蕎麦を注文、おばさん2人で切り盛りされているようだ。そば400円+かき揚げ150円で550円を支払い、そばを受け取る。



黒っぽいお出汁に黒っぽい麺、出汁はかなり熱い。麺は柔らかめ、かき揚げを齧りながら頂くが、たっぷり桜エビが入っている。



お客は私1人のため、2人は手持ち無沙汰で店の入口でおしゃべり、次の下り電車はきたが、お店に入る人はいない。私が『いい天気ですね』と言うと『だけど、お客さんがこないねえ。』『まだ、10時だから仕方ないかな。』とノリツッコミのような会話をする。



ツユは辛めながら、出汁がよく効いていて美味い。静岡県ローカルのラジオを聴きながら蕎麦を啜った。のんびりした空気もいい、何しろ無人駅なのだから。



次の吉原行は1032と20分以上あり、待合室で過ごす。風が実に気持ちがいい。早めにホームに上がり、富士山を眺めていた。
電車は正確で吉原駅には1042に到着、再びJRに乗り換えたが、1049の熱海行が5分以上遅れてようやく乗ることができた。