『鉄道シリーズ』その239。岳南電車①、このところ忙しい日が続き、休みの日にも中々電車に乗りに行くことができず、鉄道マニアの私は鉄分欠乏でイライラしてくる。
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今回は思い切って少し遠出、品川から新幹線こだま号に乗り、三島で下車する。もうここからも富士山の姿を見ることができる。もう僅かではあるが、山頂近くにはまだ雪が残されていて美しい。
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ここで在来線に乗り換え、三島到着が0817だが、次の電車は沼津止まり、沢山の学生で大変な混み具合。
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しかし、0829の浜松行きは僅か4両編成ながら座ることもできた。車窓には大きく富士山を見ることができ、大満足。三島駅から下り電車を乗る際には進行方向左側の席を狙う方がいい。
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吉原駅到着は0858、前の乗り換え階段を登ると岳南電車に乗り換えることができる。大きく『岳南電車 吉原駅』と書かれたホームがチャーミングである。
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岳南電車は1936年に日産重工業専用鉄道の使用開始、1943年岳南鉄道により鈴川(現、吉原)〜吉原本町で開業、徐々に路線を伸ばして、現在の吉原〜岳南江尾9.2kmを全通させた。延伸計画は沼津への延伸、身延線の入廣瀬への延伸の計画はあったが、資金難などから頓挫、さらに日本貨物鉄道の合理化により2012年3月に貨物輸送を廃止した。コロナ禍などもあり、乗客減に歯止めがかからず、子会社の岳南電車に移管、地域の支援も受けながら存続している。どこからでも富士山が望めるということを岳南電車は売りにしている。
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JRの跨線橋を通り、JRのおり口(Suicaは使える)を通り越すと岳南電車の乗車口。写真を写す『かおはめ』などもあり、もちろん切符売り場も有人。
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ここで一日乗車券を購入、終点の岳南江尾(がくなんえのお)までの乗車券が370円、一日乗車券が750円と終点まで往復をするのとほぼ同じである。一日乗車券も自動改札がないので改札口で有効な日付をみせるシステムである。
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入場して0920発岳南江尾行を待つ。ホームからは富士山がくっきり見える。建物と建物の間から富士山の稜線が全て見れるポイントの足元を見ると『富士山ビューポイント』と表示されていた。
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すると知らないご婦人から『あらま、ここからが一番綺麗に見れるわ』と感動の声、いつも綺麗に富士山が観れるとは限らないらしい。
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ホームの一番前まで行って到着の電車を待つ。すると遠くの方から見慣れた水色に塗装された旧井の頭線3000系がゆっくり近づいてきた。(今は7000系で車両番号は7001となっていた)近くになってわかったのは単行ということ。5両編成の車両をコンパクトに前と後ろに運転台が作られていた。
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停車した車両はほぼ昔のまま、昭和48年東急車両製造だから車齢は今年で51年になる。改造が平成8年、つまり第二の人生も27年経過していて小さな25周年の記念章もある。何となくセカンドキャリアが12年目になる自分に準えて、頑張っているなあと声を掛けてあげたくなる。
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時間通り電車は発車する。意外というと怒られるかもしれないが、乗客は15人ほど、ガラガラではない。しばらくは東海道本線に沿って走る。薬品工場を左に見ながらゆっくりと右に弧を描き、まさに富士山に向かって走る。私は最前列右の特等席でずっーと前を見て1人感動している。
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気がつくと『ジャトコ前』、富士急系列のため、リラックマキャラクター入りの駅名表示板やヘッドマークになっている。『よしわら』駅は『よしわりらックマ』と無理やりリラックマになっていたが、この駅は富士山の美しい姿が描いてあり、リラックマの姿はない。
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ただ、駅に着くと正面は富士山から大きな病院の建物に変わっていた。(以下次回)