『久我山歳時記』㊴、5月5日は立夏、暦の上では夏の始まりの時期にあたる。以前はまだ夏というには早すぎると感じていたが、地球温暖化もあり、立夏でも30℃を越えることが不思議ではなくなってきている。
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二十四節気をさらに細分化した七十二侯では5月5日〜9日は『蛙鳴始』、5月10日〜14日は『蚯蚓出』、5月15日〜19日は『竹筝生(たけのこしょうず)』というが、GWに草花の植え替えをしている時に確かに蚯蚓を何回も見ることがあった。
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5月5日は端午の節句でもある。本来は5月の初めの午の日を節句として祝ったらしいが、5が重なる5月5日となった。
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男子の健やかな成長を祈念し、各種の行事が行われる。風習としては『鯉のぼり』や『兜』を飾り、『粽』や『柏餅』を食べ、『菖蒲湯』に入る。
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ふと見ると朝顔の双葉が特に種を蒔いたわけでもないにも関わらず、砂利を敷き詰めた、昨年花が咲いていたあたりの2ヶ所から顔を出し、育っている。
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ついこの間まで花が木を覆っていたソメイヨシノも葉の色が濃くなり、夏らしさを感じるようになってきた。また、紫陽花の花も緑から白や紫などの色を付け始めている。
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ニオイバンマツリは紫と白の花が混じって咲いていて美しい。この花は咲いた当初は紫、しかし時間が経つと白くなる特性があり、名前の通りジャスミンのように強い甘い香りがする。
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盛りになってきたのがバラ、赤やオレンジ、白。花の格好も大きさもまちまちでまさに咲き誇るようにみえる。
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ユリノキもよく見ると緑の葉の中に黄色い花を付けているが、高い位置にあるため、見つける人も少ない。
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人形町の老舗の甘味処ではいよいよかき氷の提供がはじまる。『氷』の暖簾をみると町中華の『冷やし中華はじめました』という張り紙同様に夏が到来したなと実感。しかし、まだ湿度が低いからいいが、梅雨が来て、本格的な夏になるとめげるのは年を取ったせいなのかもしれない。