本格的な夏まではいかないが、最高気温が25℃を越えると蕎麦屋に行っても『かけ』ではなく、『もり』を注文することが増える。
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通常の店は『もり』のメニューはもりそば、ざるそば、とろろそば、天ざる(天もり)、鴨せいろくらいのものだが、人形町通りにある『松竹庵』は種類が多い。
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先程並べたメニューはもちろん、ごまそば、きつねせいろ、たぬきせいろ、カレーせいろ、おろしそば、なめこそば、うめかつお、なっとうそば、とりおろしせいろ、冷やしとり天と沢山ある。中には『山かけそば』と『とろろそば』があり、その違いを聞きたくなるほどである。
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また、この店は中盛り(50円増し)、大盛り(100円増し)もあり、とにかく大盛りの量は半端ない。そんな中で私は『たぬきせいろ』の中盛り(900円)をお願いした。
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この店はとにかく昼時は混んでいる。私が店に着いたのが11時40分だが、入り口入ってすぐの2人席(横並び)か奥のカウンターしか空いていなかった。周りの人を見ているととにかく『天せいろ』か『鴨せいろ』を頼む人が多い。4人席は相席当たり前、それでも入れない人が外で待っている始末。
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注文するとつけ汁と薬味の乗った小さな皿が運ばれてくる。ただ、蕎麦は茹でたてを供している関係でなかなか出てこない。まあ、それほど気にもならないが、混んでいるからか、7、8分待たさる。
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到着した蕎麦はまさに茹でたて、二八蕎麦特有の喉越しの良さを感じる。やや大きめの蕎麦猪口には揚げ玉だけでなく、ほうれん草やかまぼこも入っている。わさびも入れるが、揚げ玉の油のため、香りだけしかしない。
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蕎麦の量は大盛りとは違い、ちょうど良い。ネギを配分しながらツルツルと頂く。蕎麦が無くなる頃に蕎麦湯も持ってきてくれ、食べ終わるとゆっくり飲む。
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ところでなぜ、『天ざる』はあるのに『たぬきせいろ』で『たぬきざる』ではないのか、などとふと考えた。同じように『キツネせいろ』をざるにすると『キツネザル』となり、別な動物にになるからかな?などとくだらないことを考えていた。
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そんなことはどうでもいいが、これだけ冷たい麺のメニューがあるなら、夏の間はいろいろ楽しめるお店である。ご馳走さまでした。
松竹庵
中央区日本橋人形町1ー15ー5
0336613995