hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

更科〜人気のあるお蕎麦屋さんの訳

2024-11-27 05:00:00 | グルメ
事務所の周りにはお蕎麦屋さんは何軒もある。普段から使っているのは『豊島屋』と『高松』だが、少し離れたところにいつも列の絶えない店がある。11時20分に行っても列ができ、なかなか入ることができない。しかし、この日は店の前を見ると列がない。これは狙い目と早速入店した。

店の名前は『更科』、よくある名前である。店内に入ると私が座った席とあと一つ4人掛けがあるのみで後は満員。周りを眺めるとおじさんと少し若い男性のみ。



慌ててメニューを見るが、いつも元気な女将さんがお茶を持って、何にしますか?と聞かれる。不意を突かれて、反射的に『カツ丼セット』と返してしまう。すると蕎麦は温かいの冷たいのと聞かれ、『温かい方』と答えた。



メニューを見ていなかったのだが、この店は『丼+たぬきそばorもりそば』で1000円の人気メニュー。丼は親子丼・焼肉丼・天丼・カツ丼・すき焼き丼から選べる。

あとから来る人の注文を聞いていてもカツ丼セットが一番人気、他には肉せいろの大盛、カレーせいろの大盛(1100円)の注文が多い。
私の次のグループまでは入れたが、後は外で待つ。しかし、もちろん食べたら皆すぐに席を立つのが店のルールらしく、また、常連の方が多いようで中には『いつものやつ、大盛』なんて人もいる。とにかく女将さんが明るく、元気なお店でサービスもいい。

テーブルには揚げ玉が用意されていて自由にかけることができる。関西ならば阪神デパートの地下の蕎麦屋さんがそうだったが、東京ではなかなかない。

5分もしないうちにカツ丼セット登場。木鉢にたぬきそば、カツ丼も木鉢に入っていて刻みネギと漬物は別盛。

まずは蕎麦から頂く。ミツ葉も入っていて鰹節の効いた甘辛いツユ、町のお蕎麦屋さんの味である。二八蕎麦はコシがしっかりしていて喉越しもいい。気温も下がってきた昨今、温まるたぬきそばは有難い。

麺を食べ終え、少し揚げ玉を足してツユを啜る。カツ丼は少し浅めの木の丸い器、どんぶりではない。見にカツ丼は具が少ないことが多いが、薄いとはいえカツが5切れ、卵もいい感じで硬すぎず柔らかすぎることもない。



こちらも甘めの丼ツユ、思わず掻き込みたくなる。蕎麦のツユを吸い物代わりに飲みながら、あっという間に完食。これで1000円は周りの蕎麦屋に比べて100〜300円ほど安い。

完食してお茶を頂くと周りの人たちも食べ終わり、すっと席を立っていく。ただ、テーブルを女将さんが拭くとすぐに新しいお客さん、金を支払って外に出るとすでに6人ほどの列ができていた。味もサービスも量も値段も混んでいる理由のわかる店である。ご馳走さまでした。
更科
中央区日本橋本町3ー7ー9