先週まではエアコンを使って冷房をしていたのに上着なしでは寒くなった。しかも雨が断続的に降っている。そのタイミングでしばらくの間我慢していた台湾ラーメンがメニューにある店に入った。
『龍府』という町中華の店は完全に中国の方が経営しているらしく、店員さんの公用語は中国語。もちろんフロアの女性2人は日本語は達者だが、サービスは中国流。店に入るとガラガラなのに坐る席を指定し、そばに立って注文を言うまでは立ち続けて見下ろしている。
たぶん彼女たちにとっては普通のことだろう。注文は決まっているから『台湾ラーメンとチャーハン』というと返事することもなく厨房に伝えた。
すぐに鍋を振る音がして料理に取り掛かっている。周りを見ると注文品が来てないのは私だけ、それだけすぐに作ってくれる。
数分後に台湾ラーメンとチャーハンは到着した。丼を覆うのはもやし、ニラで麺は見えない。よく見るとミンチも入っている。
スープを一口、辛いだけでなく、コクもある。まずは上に乗る野菜を片付けながら食べ進めるが、スープが辛いせいもあり、モヤシが美味い。麺は細麺のちぢれ麺でスープによく絡む。ちゃんと紙エプロンがあるので助かる。わしわし野菜を食べると麺が出てくる。なかなかヘルシーでいい。
チャーハンは出来合いをジャーからよそったものだが、味付けはいい。卵とネギ、細かく彩りを添えるにんじん入りである。
だんだん辛くなってきたが、チャーハンを食べることにより緩和しながら完食する。さすがにスープまでは全ては飲まなかったが。
口直しに杏仁豆腐を一口、これだけでさっぱりするから不思議である。一品料理の定食や麺類+小チャーハンのセットがそれぞれ10種類ずつ、日替わりのメニューまで含めると25種類以上、恐るべきは中華料理の調理人である。ご馳走さまでした。
龍府
中央区日本橋小舟町10ー5
0356412429