日本橋には由緒正しき店が多い。三越の向かいあたりにある『吉田』という蕎麦屋だが、もう50年ほどになる老舗である。何回か伺おうとは思ったが、なかなかタイミングが合わず、ようやく行くことができた。
『よし田』という蕎麦屋は銀座にある有名店で先代がコロッケそばを出したことでも有名だが、この店は関係ないようである。(かつてよし田という蕎麦屋が3軒あり、銀座,浜町・日本橋だったようだが、場所が異なる)
メニューを見ると①野菜天丼ともりまたはかけ・930円、②つけとろろ蕎麦と野菜天丼、卵焼き・1300円、③カツ丼ともりまたはかけ・1400円とある外のガラスに貼ってあるランチメニューが書かれていない。やむなく尋ねるとちゃんとあるので①をお願いする。
5分ほどで到着する。まず蕎麦だが、細めで角が立ついい感じの麺。ツユにネギとワサビを入れて一口、思ったとおり喉越しがいい。
つゆは甘さを排除したツユだが、辛い訳ではなく、カツオの香りもする。私は三角食いなどできないタイプで蕎麦を6箸で食べ終わる。
続いて野菜天丼、ミニサイズだがかき揚げとナス天が乗っていて濃い目のタレがかかっている。しかし、食べると天ぷらはごま油のいい香り、どんツユも色ほど濃くなく美味い。特に玉ねぎ、にんじん、桜海老の天ぷらは揚げたて、カリッとしていてレベルが高い。
最後に蕎麦湯を頂く。蕎麦ツユに入れて一杯、蕎麦湯のみで一杯、いや、美味かった。店の名物はかもせいろらしく、これだけクローズアップされていた。ご馳走さまでした。
吉田
中央区日本橋室町1ー5ー1
0332413629
中央区日本橋室町1ー5ー1
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