outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

山小屋の策略

2009年08月08日 16時35分59秒 | 日本三百名山に登る旅
七月下旬から八月中旬までの間は日本アルプスにあるどの山小屋もかなり混雑します

山小屋の混雑と言うのは一般的宿泊施設と違い「狂気の沙汰」でベット数に関わらず来た人は全て泊めます

山小屋に来て泊りたいと言えば泊めないと凍え死んでしまいますから断ることも出来ないのが実際であり非常に有難い事なんですが・・・

元々と言うか設計上と言うか営業方針上と言うか・・・

山小屋で泊る場合平均的に考えられているスペースは畳二枚に三人程度のようです

ところが最盛期となると

畳一枚に三人位が寝ることになります

この上に荒天などの要素が加わると廊下から土間トイレにまで寝なければなりません

織田信長は「起きて半畳 寝て一畳、天下取っても二合半」と言いましたが・・・

山小屋では一畳に三人も寝ますから・・・トイレにでも起き出すと・・・戻っても入るスペースがありません

寝返りもなかなか打てません

何しろ横向きに寝るんですから・・・それも頭と脚を交互にしますから・・・

一日登山靴を履いて歩き・・風呂どころか拭く水もありませんから・・顔の前にある足は当然の事ながらかなり強烈な臭いがあります

強度のミズムシ持ちもいます

何日も山小屋に泊りながら縦走している人などは・・・体全体が足状態になっています

そんな事から「混雑状態」の山小屋には泊りたくないと思ってインターネットで探すと・・・

昨夜泊った針ノ木小屋のホームページを見ると

不思議なことに・・空いているとカレンダーがなっていました

しかし土曜日は多少混雑だったので・・・天気は悪かったけど金曜日に登りました

小屋に着くと・・・おじさんは言いました。

「昨日からかなり混雑してますので辛抱してね」と

あのホームページのカレンダーは「策略」としか思えない

でも・・・朝から小雨で次第に雨が強くなるような天気だったので・・・

思ったほど登山客が来ず一畳に二人ですみましたが・・・

臭くて・・・殆ど眠れませんでした

まだまだ修行が足りない溝田夫妻であります

昨日は扇沢を5時過ぎに出発

日本三大雪渓を久しぶりにアイゼンで登り小屋に着いたのが11時過ぎ。

その時もかなりの雨でしたが・・もうこれ以上登る元気なく小屋にチェックイン。

間もなく土砂降りになって・・・明日は(今日)どうなるかと心配したんですが5時ごろに雨は止み視界が広がってきました

そして槍ヶ岳から穂高、燕岳、鹿島槍など山小屋を前に行ったり裏へ行ったりしながら視界を楽しみました

今日は朝起きたら一面のガス

それでも針ノ木岳へ

道中も頂上も霧に包まれていましたが3羽の雷鳥に会いました。

一旦小屋に戻って・・・

北アルプス一と言われるコマクサのある蓮華岳へ

途中から少しづつ霧が晴れて・・・少しですが視界を楽しむ事ができました。

針ノ木峠から扇沢への下りの途中ですが・・・

聞きなれた徳島弁が飛び込んできました

まさか??と思いながら話してみると・・・

パハール?と言う山の会?で「いっちゃん」ほか10人ほどで登っていました。

その中にホームページにリンクもある藤本氏を知っている女性もいました

世の中狭いですね。

今日の写真は「日本三大雪渓」の一つ「針ノ木雪渓」を登る美由紀です

約一時間アイゼンをつけて急坂を直登します。(写真ではそれほど急に見えませんがかなり急なんですよ)

写真をクリックすると大きく見えます




コメント (4)
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