四日間のうち今日だけはガスに包まれ視界がありませんでしたが三日間は上天気で本当に愉しい雲上の旅が出来ました
初日、上高地に入って蝶ヶ岳山頂近くまでは樹林帯の中をひたすら登る行程でしたが・・・抜け出ると目の前に穂高連峰が「これ以上の角度は無い」姿を見せてくれました
二日目は尾根道を南の端の蝶ヶ岳から北に向ってアップダウンを繰り返しながら歩きます。左手には常に穂高連峰と槍ヶ岳が突き上げています
右手には八ヶ岳から遠くは富士山まで見えました
後を振り返れば焼岳、霞沢岳、少し離れて乗鞍岳から御嶽山まで
そしてすぐ前には百名山の常念岳とその向うに大天井岳。
でも常念岳への登りと下りは結構厳しかったです。
それからもひたすら北へ歩いて横通岳から東天井岳そして大天井岳へ
コースタイム八時間四十五分を歩いて大天井ヒュッテに到着
その頃より雲が湧いて来て
天気予報を見ると翌日は曇りでした
ところが・・・朝起きたら晴れ渡っていました
そんな嬉しい予報違いの中、常念岳と槍ヶ岳の間を南北に伸びる連峰上にある喜作新道を西岳に向って歩きます。
その喜作新道から見た槍ヶ岳の姿が今日の写真です
右についている小槍、そこから右に延びる北鎌尾根、左に延びるのはこのあと登る東鎌尾根
鋭く切れ込んで天上沢へ落ちる雪渓。
槍ヶ岳が「一番槍ヶ岳らしい」と僕が思っている場所からの写真です
そして西岳から一旦下って東鎌尾根を登っていくとドンドン大槍の穂先が迫ってきます
息を切らしながら大槍ヒュッテに出て見上げる槍は穂先で蟻ほどに見える登山者の姿がありました。
槍ヶ岳山荘に荷物を置いてカメラと水だけを小さなザックに入れて穂先へ
その昔、播隆上人が拓いたといわれる穂先への道は険しいながら今は幾つもの鉄梯子と鎖で誰もが登れるようになってはいますが一つ間違えば即死間違いなしの崖
慎重に登って周りを見ると
白馬から立山、薬師、黒部五郎、笠、三俣、鷲羽、赤牛、針ノ木、蓮華に鹿島槍などなど
充分に視界を愉しんで慎重に下り・・・
イッパイ呑みながら日が暮れるまで・・・自分達が自分達の脚で歩いてきた蝶が岳から常念、大天井、西岳から鎌尾根のルートを目で追って「よくもここまで来たな~」と脚を褒めてやりました
一般的な人間の足は哺乳類の中で早くもなければ持久力もありません。
そんな人間の中でも極めて軟弱な僕でも一日に七時間も八時間も歩けば「こんなに」と思えるほど歩けます
今回の縦走で「まだいける」と自信をつけることが出来ました
今日は山荘から上高地までガスに時々小雨が降る中を合羽を着て下山しました。
本当に愉しかった山旅でした
写真をクリックすると大きく見えます
初日、上高地に入って蝶ヶ岳山頂近くまでは樹林帯の中をひたすら登る行程でしたが・・・抜け出ると目の前に穂高連峰が「これ以上の角度は無い」姿を見せてくれました
二日目は尾根道を南の端の蝶ヶ岳から北に向ってアップダウンを繰り返しながら歩きます。左手には常に穂高連峰と槍ヶ岳が突き上げています
右手には八ヶ岳から遠くは富士山まで見えました
後を振り返れば焼岳、霞沢岳、少し離れて乗鞍岳から御嶽山まで
そしてすぐ前には百名山の常念岳とその向うに大天井岳。
でも常念岳への登りと下りは結構厳しかったです。
それからもひたすら北へ歩いて横通岳から東天井岳そして大天井岳へ
コースタイム八時間四十五分を歩いて大天井ヒュッテに到着
その頃より雲が湧いて来て
天気予報を見ると翌日は曇りでした
ところが・・・朝起きたら晴れ渡っていました
そんな嬉しい予報違いの中、常念岳と槍ヶ岳の間を南北に伸びる連峰上にある喜作新道を西岳に向って歩きます。
その喜作新道から見た槍ヶ岳の姿が今日の写真です
右についている小槍、そこから右に延びる北鎌尾根、左に延びるのはこのあと登る東鎌尾根
鋭く切れ込んで天上沢へ落ちる雪渓。
槍ヶ岳が「一番槍ヶ岳らしい」と僕が思っている場所からの写真です
そして西岳から一旦下って東鎌尾根を登っていくとドンドン大槍の穂先が迫ってきます
息を切らしながら大槍ヒュッテに出て見上げる槍は穂先で蟻ほどに見える登山者の姿がありました。
槍ヶ岳山荘に荷物を置いてカメラと水だけを小さなザックに入れて穂先へ
その昔、播隆上人が拓いたといわれる穂先への道は険しいながら今は幾つもの鉄梯子と鎖で誰もが登れるようになってはいますが一つ間違えば即死間違いなしの崖
慎重に登って周りを見ると
白馬から立山、薬師、黒部五郎、笠、三俣、鷲羽、赤牛、針ノ木、蓮華に鹿島槍などなど
充分に視界を愉しんで慎重に下り・・・
イッパイ呑みながら日が暮れるまで・・・自分達が自分達の脚で歩いてきた蝶が岳から常念、大天井、西岳から鎌尾根のルートを目で追って「よくもここまで来たな~」と脚を褒めてやりました
一般的な人間の足は哺乳類の中で早くもなければ持久力もありません。
そんな人間の中でも極めて軟弱な僕でも一日に七時間も八時間も歩けば「こんなに」と思えるほど歩けます
今回の縦走で「まだいける」と自信をつけることが出来ました
今日は山荘から上高地までガスに時々小雨が降る中を合羽を着て下山しました。
本当に愉しかった山旅でした
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