昨日の朝4時に起きて朝食を済ませ一番のバスに乗ろうとキャンピングバスを出ると
駐車場の係員が来て・・・
「ここは小型車しか停めてはいけませんから出て行ってください」と
前回木曽駒ヶ岳に登った時は係員が出勤するまえに車を離れたから
仕方なく美由紀を並ばせて僕はバスを移動。
でも四時半から並んで乗れたのは二番目のバスの最後の二人でした。
バスとロープウェイを乗り継いで何の苦労もなくハイヒールででも海抜2600㍍まで行けるから・・・凄い人気なんです。
千畳敷に着いてカールの急斜面を登りきると
肌を刺すような冷たい北西風が吹き付けていました
手は凍えるし顔は冷たいを通り越して痛いんです
慌てて上着を取り出して着込み・・岩峰の宝剣岳へ
そこから空木岳へ向うんですが・・・岩場でなかなか危険なのです。
僕は以前に行ったことがあるんですが美由紀が行ってなかったので行きましたが・・・
そして安全な所まで降りて・・・今晩泊ろうと思っている「木曾殿山荘」へ予約の電話を掛けたら・・・
番号が変わっているとの事で繋がりません
脚を早めて追い越す人に電話番号を教えて貰いました
そして電話をすると・・・
「今晩は満員です」と非常に冷たい返事
そこで頂上直下にある「駒峰ヒュッテはどんな具合ですか?」と聞くと・・・
「人も居ないし閉鎖してます」との事
それでは・・もう少し下の避難小屋はどうですかと聞くと良く解らんな~・・との事
ならば・・・もしかすると・・・今日中に縦走して下山までしなければ・・・凍え死ぬ
それからと言うのも・・・右手に御嶽山、左には南アルプスが端から端まで見える尾根道を超特急で追い越す追い越す
前に居た数十人を追い越して今日の先頭に立ったんです。
そして前から来た始めてすれ違う人に「どこで泊っていたんですか?」と聞くと「駒峰ヒュッテ」と言ったんです
山荘の人が「誰もおらず閉鎖している」と言ったのに
でも・・・山荘の人が嘘を言うはずが無いと思っているので・・・
もしかしたら土曜日だから開けていたのかも
と・・誰でもそう思うでしょ。
ところが・・・空木岳に登ってみると
駒峰ヒュッテのドアは開いていて寝袋が幾つも干してあったんです。
ヒュッテに着くと管理人さんがお茶を入れてくれました
そこで思ったんですが・・・・
木曾殿山荘は岐阜県です。
そして駒峰ヒュッテは地元長野県の山岳会がしているんです。
これは僕の想像ですが・・・・時は明治時代に戻ります
薩長連合が新政府を開いてまだ20余年。
当時の日本は外貨の獲得に必死でその中心となったのが生糸の輸出でした。
そして・・・日本国の外貨獲得の6割を生糸が占めていたんですが・・・
その生糸の生産のそれまた6割を長野県が生産していた訳です
今の愛知県のトヨタどころでは無かったんです。
そして・・・蚕の繭から生糸にする女工さんは近隣諸県の貧しい村々から「口減らし」として最初の頃は殆ど無給で来ていたようです。
これが・・・小説や映画の「野麦峠」となるわけですが・・・
木曾殿山荘の経営者の曾婆さんが野麦峠を越えた女工さんでその頃の辛かった事を代々話継がれてきていて・・・怨んでいる・・・としましょう。
そして駒峰ヒュッテを運営する「駒峰山岳会」の会長の祖先が・・・
当時何十もあったと言う生糸会社の中で特にあくどい経営をしていた子孫だったとしましょう
そこで・・・殺人が起きると・・・推理小説になるんですが・・・
単なる嫌がらせ?営業妨害?に留まっているから・・・余り面白くないんですが・・・
考えすぎかも知れません。
でも・・・嘘はいけませんよね~・・・3千m級の山小屋の主人かスタッフかは知らないけど・・・命に関わります。
確かに事前確認せず思いつきのように登る人間も悪いですが
予約をしていない客は泊めない主義のようですが・・・僕より後でヒュッテに着いた石川県の女性(単独行)は僕と同じコースを歩いてきた人でしたが・・・かなり疲れていたのに・・・予約をしてなかったので宿泊を断られて下山し始めてヒュッテが開いているのに気付いて泊りました。
なにしろその山荘から下までのコースタイムは7時間を超えるんですから
なにはともあれ無事「駒峰ヒュッテ」に草鞋を脱いだ僕らは今朝6時にヒュッテを出て・・・数センチにも延びた霜柱をバリバリと砕きながら空木岳に登り返し南駒ケ岳まで縦走
右手に御嶽山がどっしりと座っています
左には北は鋸岳から延々と続く南アルプスの名峰ははっきりと区別できる嬉しい視界を愉しみながら幾つもの峰を越えて山頂へ
引き返して・・・空木岳から菅の台まで標高差2000㍍を下山しました
無理をして早く歩いたので少々疲れていますが明日は休養と移動。
明後日にはどこかの山に登りたいと思っています
突然ながら野暮用が発生したため今月中に徳島へ帰る事になりました
今日の写真は駒峰ヒュッテから写した夕焼けの中の御嶽山です。
雲海から出ている頭がどっしりしているでしょ
写真をクリックすると大きく見えます。
駐車場の係員が来て・・・
「ここは小型車しか停めてはいけませんから出て行ってください」と
前回木曽駒ヶ岳に登った時は係員が出勤するまえに車を離れたから
仕方なく美由紀を並ばせて僕はバスを移動。
でも四時半から並んで乗れたのは二番目のバスの最後の二人でした。
バスとロープウェイを乗り継いで何の苦労もなくハイヒールででも海抜2600㍍まで行けるから・・・凄い人気なんです。
千畳敷に着いてカールの急斜面を登りきると
肌を刺すような冷たい北西風が吹き付けていました
手は凍えるし顔は冷たいを通り越して痛いんです
慌てて上着を取り出して着込み・・岩峰の宝剣岳へ
そこから空木岳へ向うんですが・・・岩場でなかなか危険なのです。
僕は以前に行ったことがあるんですが美由紀が行ってなかったので行きましたが・・・
そして安全な所まで降りて・・・今晩泊ろうと思っている「木曾殿山荘」へ予約の電話を掛けたら・・・
番号が変わっているとの事で繋がりません
脚を早めて追い越す人に電話番号を教えて貰いました
そして電話をすると・・・
「今晩は満員です」と非常に冷たい返事
そこで頂上直下にある「駒峰ヒュッテはどんな具合ですか?」と聞くと・・・
「人も居ないし閉鎖してます」との事
それでは・・もう少し下の避難小屋はどうですかと聞くと良く解らんな~・・との事
ならば・・・もしかすると・・・今日中に縦走して下山までしなければ・・・凍え死ぬ
それからと言うのも・・・右手に御嶽山、左には南アルプスが端から端まで見える尾根道を超特急で追い越す追い越す
前に居た数十人を追い越して今日の先頭に立ったんです。
そして前から来た始めてすれ違う人に「どこで泊っていたんですか?」と聞くと「駒峰ヒュッテ」と言ったんです
山荘の人が「誰もおらず閉鎖している」と言ったのに
でも・・・山荘の人が嘘を言うはずが無いと思っているので・・・
もしかしたら土曜日だから開けていたのかも
と・・誰でもそう思うでしょ。
ところが・・・空木岳に登ってみると
駒峰ヒュッテのドアは開いていて寝袋が幾つも干してあったんです。
ヒュッテに着くと管理人さんがお茶を入れてくれました
そこで思ったんですが・・・・
木曾殿山荘は岐阜県です。
そして駒峰ヒュッテは地元長野県の山岳会がしているんです。
これは僕の想像ですが・・・・時は明治時代に戻ります
薩長連合が新政府を開いてまだ20余年。
当時の日本は外貨の獲得に必死でその中心となったのが生糸の輸出でした。
そして・・・日本国の外貨獲得の6割を生糸が占めていたんですが・・・
その生糸の生産のそれまた6割を長野県が生産していた訳です
今の愛知県のトヨタどころでは無かったんです。
そして・・・蚕の繭から生糸にする女工さんは近隣諸県の貧しい村々から「口減らし」として最初の頃は殆ど無給で来ていたようです。
これが・・・小説や映画の「野麦峠」となるわけですが・・・
木曾殿山荘の経営者の曾婆さんが野麦峠を越えた女工さんでその頃の辛かった事を代々話継がれてきていて・・・怨んでいる・・・としましょう。
そして駒峰ヒュッテを運営する「駒峰山岳会」の会長の祖先が・・・
当時何十もあったと言う生糸会社の中で特にあくどい経営をしていた子孫だったとしましょう
そこで・・・殺人が起きると・・・推理小説になるんですが・・・
単なる嫌がらせ?営業妨害?に留まっているから・・・余り面白くないんですが・・・
考えすぎかも知れません。
でも・・・嘘はいけませんよね~・・・3千m級の山小屋の主人かスタッフかは知らないけど・・・命に関わります。
確かに事前確認せず思いつきのように登る人間も悪いですが
予約をしていない客は泊めない主義のようですが・・・僕より後でヒュッテに着いた石川県の女性(単独行)は僕と同じコースを歩いてきた人でしたが・・・かなり疲れていたのに・・・予約をしてなかったので宿泊を断られて下山し始めてヒュッテが開いているのに気付いて泊りました。
なにしろその山荘から下までのコースタイムは7時間を超えるんですから
なにはともあれ無事「駒峰ヒュッテ」に草鞋を脱いだ僕らは今朝6時にヒュッテを出て・・・数センチにも延びた霜柱をバリバリと砕きながら空木岳に登り返し南駒ケ岳まで縦走
右手に御嶽山がどっしりと座っています
左には北は鋸岳から延々と続く南アルプスの名峰ははっきりと区別できる嬉しい視界を愉しみながら幾つもの峰を越えて山頂へ
引き返して・・・空木岳から菅の台まで標高差2000㍍を下山しました
無理をして早く歩いたので少々疲れていますが明日は休養と移動。
明後日にはどこかの山に登りたいと思っています
突然ながら野暮用が発生したため今月中に徳島へ帰る事になりました
今日の写真は駒峰ヒュッテから写した夕焼けの中の御嶽山です。
雲海から出ている頭がどっしりしているでしょ
写真をクリックすると大きく見えます。